2022.4.8 『Q.O.L.COFFEE BREWERS』 オープンおめでとうございます!
嶋さん、お忙しいところコーヒーソフトを手にポーズをありがとうございます!
necojazz.hatenablog.com
以前にご紹介したショコラトリー Chii•Luhaitme (チィ・リュエーム) のインスタのフォロワーが19人から50人になり、まだとても多いとは言えない人数だが、ゆっくりでも着実に増えているので無理をせずこのペースを維持できればと思う。
そのインスタを見ていると瀬戸市末広商店街の『Seto Coffee』で板チョコを販売しているとあったが、そんなお店いつできたのだろう?と、早速足を運んでみた。
オープンは今年の2月2日で、オーナーの大沢さんは起業の手法を学ぶ「せと・しごと塾」を修了してお店を持たれたそうだ。
以前は仙台市の児童養護施設で働いておられ、帰省する度にシャッターを下ろす店が増えていくのを寂しく思い一念発起されたとのこと。
一般に標高1500m以上の地帯で取れるコーヒー豆は最高級品と言われていて、もちろん降水量や土壌など他にも要素はあるが、標高はひとつの目安となり、瓶に書いてある標高を見れば一杯690円~というのも頷ける。
その中から「パプアニューギニア 天空の森 修道院の珈琲」をいただいた。
器は瀬戸市の陶芸家、大沢奈津子さんにオーダーした特注品で、お察しの通りご兄弟 (お姉さんだったかな?) だそうだ。
瀬戸でこんな贅沢な一杯がいただけるとは思わなかった。
もちろんお目当てのショコラトリー Chii•Luhaitme の板チョコ 、カカオ74%のビターも購入。
コーヒー関係の本もいろいろ置いてあり、その中で『Casa BRUTUS』の表紙に「銀座通りで4月オープンの LIttle Flower Coffee さんが紹介されています!」と付箋が貼ってあった。
銀座通りとは末広商店街と瀬戸川をはさんですぐのところにある商店街で、歩いて数分のところにある商売敵になるお店を紹介していることになるが、瀬戸全体が盛り上がればいいということだそうだ。
確かに、こういったお店が何店舗かできれば、市外からの人の流れが出来るかもしれない。
「ココ→」と付箋が貼ってあるページを開くと、まだオープン前にもかかわらず、TRUNK、Q.O.L. など、名古屋の名立たるコーヒー店と肩を並べて紹介されていた。
なぜ?と思って紹介文を読むと、TRUNK COFFEE 出身の方がオープンされるとあって納得したが、今度はなぜ瀬戸で?と思った。
そして、斉藤アリスさんが選んだ6店舗に入っている 『Q.O.L.COFFEE 』が、4月8日、名古屋PARCO西館1Fに 『Q.O.L.COFFEE BREWERS』をオープンされ、その初日にお邪魔した。
お店は東館と西館を結ぶ連絡通路の下にある入口を入ってすぐのところで、テイクアウトし易いよい場所である。
オープン初日とあって、お客さんはもちろん、雑誌関係者や人気ブロガーさんなどの姿もあり賑わっていた。
先日大津橋前の1号店に寄ったところ、店内は人でいっぱいでテイクアウトも待ちが出るほどの盛況ぶりだったが、相乗効果もあるだろう。
レジで注文と会計を済ませ、番号札をいただき、番号を呼ばれて取りに行く。
もちろん1号店のコーヒーチケットは使える。
立ち飲み出来るカウンターやベンチもあるが、天気が良いので数分歩いて久屋大通公園でいただいた。
オープニングブレンドとアールグレイとオレンジの全粒粉スコーン。
自転車でお店に向かう途中、研修中の新入社員と思われるフレッシュな一団を見たが、オープニングブレンドもフルーティーでフレッシュな味わい。
スコーンはずしりと重量感があり、朝食にはコレひとつで十分。
アールグレイの香りが口の中に広がり、オレンジのプチプチとのマッチングもグッド。
雲ひとつない抜けるような青空は、1号店のイメージカラー Q.O.L.ブルーで、空もオープンを祝っているようだ。
色は精神状態に影響を及ぼすことを実感し、例え戦争でなくても誰しも様々なストレスから攻撃される中、美味しいコーヒーを片手にエンゼルスの開幕戦のライブ中継を動画で観ながらぼんやりと平和に浸った。
翌9日は、せと銀座通り商店街の『 LIttle Flower Coffee 』のオープニングイベントに足を運んだ。
名鉄瀬戸線でお越しの方は終点の尾張瀬戸駅で下車、お車でお越しの方は巨大猫がお迎えする招き猫ミュージアム前の駐車場がオススメ。
そこから歩道橋を渡って銀座通り商店街へ。
ちなみに鳥居の右手にある宮前地下街 (どう見ても地上) にうなぎ好きなら一度は食べるべきである『うなぎ田代』がある。
正直なところ瀬戸に似つかわしくないお洒落感で、ここだけ別空間。
それもそのはず、お店を運営されるおふたりのバリスタとしてのキャリアのスタートは、本田さんが表参道で、源平さんがオーストラリアから帰国後に南青山ということなので、洗練されていない訳がない。
改めてなぜ瀬戸へ?と思うが、そういった方達に来ていただけるのはありがたいことである。
12:00 オープンのところ5分くらい前に到着して店内でオープンを待とうとお店の中をウロウロしていると、オーナーの加藤さんとバリスタの本田さん源平さんらのオープン前の挨拶が始まって、部外者なのにスタッフの一員かの如く「頑張りましょう!」と拍手をさせていただいた。
『Seto Coffee』ではバリバリ瀬戸弁でしゃべっていたが、南青山が越して来たような空気感に思わず標準語になってしまう。(たぶんなってないけど気持ちとして)
服装のコーディネートも女性ふたりが並ぶと紙コップの色合い。
オープニングイベントの9日と10日はコーヒーとバームクーヘンが無料で振舞われるという嬉しいサービス。
紙製のお皿やフォークも、いちいちお洒落。
ここの売りのひとつである無添加のバームクーヘンはしっとりとした食感でバターの芳醇な香りはコーヒーに合う。
色が濃い方はラスクでサクッとした食感はバームクーヘンとの違いを楽しめる。
「もうすぐバームクーヘンが焼き上がります」ということで、焼きたてが食べられるところだったが、次の予定があったため、あまりゆっくりすることができず食べ損ねて残念。
次回はゆっくりしたい。
焙煎機は「PROBAT社」の最新モデル。
蒸気機関車っぽいデザインもカッコいいが、かなりの高性能=高額みたいだ。
もちろんそれを扱うことのできる腕前があってからこその決断である。
コーヒー豆はシングルオリジンではなくブレンドが並ぶ。
『day dream』とか『teke time』とか、どんな味だろう。
スペシャリティコーヒーを謳う店はシングルオリジンを出す場合が多いように思うが、ブレンドオンリーで勝負する姿勢に自信を感じる。
ウィスキーでも個性の強いシングルモルトとバランスがとれたブレンデッドといろいろと味わえた方が楽しいようにコーヒーも同様である。
『Seto Coffee』のシングルオリジンとの飲み比べも面白いだろう。
コーヒーチケットももちろんお洒落。
11枚目は数字の代わりに花が咲いている。
モリコロパークの前をよく自転車で通るので、たまにジブリパークの進捗具合を見ているのだが、ジブリパークに来られたお客様をどのようにしたら瀬戸の街中に来ていただけるようになるのか。
商店街を活性化して花を咲かせるためには行政の役割も大きい。