2019.7.15 カワイ名古屋2F コンサートサロン「ブーレ」
ナカガワ暢さんにチラシのデザインを依頼するとき「似せなくていいので5割増しで美しく清楚に書いてください」とお願いしたが、ステージに上がったお二人はチラシに勝る凛とした美しさ。
リハのとき西山さんから客席ではどういう感じに聴こえる?と聞かれた。
西山さん側が、カワイのフルコンサートピアノの最高峰、SK-EX。
包み込まれるような豊潤な響きだと感じた。
小田さん側が、フルコンに近づいた最高級グランドピアノ、SK-7。
音の立ち上がりが早くクリアさを感じた。
2台の音質のバランスも良く、音がぶつかることなく、相手の音を引き立てている。
とくにSK-EXはコンクールや大ホールでのコンサートで使用されるモデルなので、ジャズのピアニストが弾く機会は稀である。
感無量とはこのこと。
名古屋のみなさんにこれを聴いていただきたかった。
3年前の両国門天ホールよりさらにお互いのオリジナルに対する読みの深さが増していて、譜面台が立っているので相手が遠くに見えると言っていたが、3年前より音の距離はグッと近づいていると感じたはずだ。
同じ楽器で合わせる難しさはあるが相手を理解することにより自分がどう弾けばいいのか見えてくるのだろう。
個性は違うが同じ方向を見ている。
そこに小田さんのボーカルが加わればまさに最強のふたり『Intouchables』。
フランス映画の原題からタイトルをいただいた。
湖面が揺れるような繊細なささやきからシンフォニックな轟音まで、グラデーションのように色彩感溢れる響きに魅了された至高のひととき。
コンサート終了後はロビーで沢山の方がおふたりを待ち構えた。
西山さんが連載されているヘヴィーメタルの記事でも告知をしていただきメタルのTシャツを着た方やコンサートの前々日の深夜に配信された小田さんのTwitterでの告知ライブを見て来られた方、ナカガワ暢さんにデザインしていただいたチラシで興味を持たれた方、などなど。
もちろんいつもの頼もしい面々も。
ペンギンラッシュの望世さんと真結さんもこのあとにラジオの公開放送があるお忙しい中、時間いっぱいまで楽しんでいただいた。
このブログがいろいろな繋がりでお越しいただいた方々のネットワークになればと思う。
2回目を期待するお声もいただき、私としてはもちろんなので、またおふたりとご相談します。
やはりチラシの方が清楚でした。