necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

PIANO SOLO LIVE 佐藤浩一

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2019.11.23 神戸 岡本 BORN FREE

 

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東京ではここ5年くらい、年に1回はソロピアノを弾いているそうだが、関西では初めて。

名古屋でもまだということもあり、この日を待ちわびた名古屋からの遠征組の顔もちらほら。

中には泊まりで翌日の大阪でのトリオにも行かれるという方も。

先日米グラミー賞にノミネートされた狭間美帆さんや SOLD OUT 必至の原田知世さんのツアーへの参加にテレビドラマのサントラなど、メジャーどころの各方面から引く手あまたなのは実力の証明。

少しは鼻にかけてもよさそうなものだが、そう言った素振りは1ミリ足りとも感じられない。

ソロを大切にしていきたいという姿勢は十三夜の月のようにいたって謙虚。

その明かりにも似た硬質で透明な響きは瑞々しい情感を湛え、潮の満ち引きのように音の引力に身を任せる。

新旧のオリジナルを中心に本人曰くスタンダードっぽい曲や即興から自然とオリジナルに繋がる場面もあり、ナチュラルで濃密な時間。

 

https://youtu.be/PAoCKNGeD-I

2010年の動画ということは27歳頃。

この日の2ndのラストでも弾かれた「Long Winter and Hazy Moon」。

 

 

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この夜の濃密な時間はタイムマシンレコードの五島さんにより空間ごと真空パックざれた。

音源として発表される予定はないが垂涎ものだ。

いつか何処かでお宝音源を聴く会を催していただけないものか。

 

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今回主催していただいた笠居センパイ、お疲れさまでした。

心より感謝致します。

大盛況に笑顔がこぼれるが、胃に穴が空く思いをされたとのこと。

よくわかります。

浩一さんが名古屋でメインを張る機会も多くはない。

今度は名古屋で笠居センパイの想いを引き継ぎます。

名古屋でももっと浩一さんのピアノを知っていただきたい。