2020.3.20(金・祝)
JAZZ CLUB Mr.Kenny's
OPEN 18:00 START 19:30
ADV ¥2500 DOOR ¥3000
藤川幸恵 (pf) 坂井美保 (b) 木村紘 (dr)
1月に名古屋ブルーノートでお聴きした渡辺翔太トリオのライブはすこぶる素晴らしかった。
そして4月に名古屋ブルーノートである QUIN' KRANTZ のライブはすこぶる楽しみである。
どちらとも2ndアルバムのリリースライブで、地元名古屋の他にも東京や大阪などのツアーもあった。(ある。)
このふたバンドに負けないくらいオススメの同世代の関西のバンドが藤川幸恵トリオである。
2017年11月にリリースされた1stアルバム「Aggregation」のレコ発ライブは関西 (大阪・神戸) のみで、東京や名古屋のツアーはなかった。
しかも、東京ではレコーディング前にアップルジャンプでのライブがあったが、名古屋ではこのトリオのライブはまだ行われていない。
https://www.facebook.com/DAIKIMUSICA/videos/1601026803283312/
とは言っても、ドラムの木村紘さんは度々この地方に来られているのでお馴染みの方も多いことだろう。
QUIN' KRANTZのメンバーでもある。
バークリー音楽大学を卒業し2014年に帰国した翌年、大阪谷町九丁目ジャズ喫茶Subのマスター長谷川朗さんから「この3人合うんじゃない」と言われ結成されたのが藤川幸恵トリオである。
https://www.mezzaninemusic.org/
スターアイズの岩城マスターの一言で渡辺翔太トリオが結成されたのとエピソードが重なる。
藤川さんはユッコ・ミラー、坂井さんは山中千尋さんなどをサポートされているので、それぞれにご存知の方も居られるだろう。
都会的なコンテンポラリーでありながらジャズの王道のフィーリングも併せ持ち、この3人でなければあり得ないコンビネーションとグルーブ。
1stアルバム「Aggregation」を聴いていただければ納得していただけるはずだ。
リードトラック「Instability」では躓くような不安定な拍子を紘さんがしっかり支え、メルドーを思わせる流麗なピアノとそれに呼応するベース。
文句なしの三ツ星級の1曲だが、特筆すべきは坂井さんのベース。
芯のある音といい間合いといいフレージングといいセンスしか感じない。
続く「Cherokee」は超高速で演奏するのがお約束だが、緩急自在のアレンジでトップギアに入った時の疾走感はアクセルベタ踏みのレッドゾーン。
紘さんのかっけードラムを聴け。
「If I May」などバラードのピアニストの腕の聴かせどころでは、藤川さんの紛れもない特級品のタッチに痺れるしかない。
ライブでお聴きした新曲では更に深まった独自の世界に魅了されてCDでもじっくりお聴きできればと、2ndアルバムへの期待も高まるが、前述のふたつのバンドのようにリリースできるかは聴き手の応援に依るところが大きい。
この企画を快く受け入れてくださったケニーズの美穂さんもこのトリオに対する思い入れは強い。
長谷川朗さんのノネットなどで3人の実力の程はご承知済みで、名古屋の方にも聴いていただきたいという気持ちは私と同じ。
ひとりでも多くの方にお越しいただきたいと、奈良、神戸、東京から集結するにも関わらずご予約のライブチャージを2500円とさせていただいた。
ご予約はケニーズへのお電話か、予約フォームからお願い致します。
この地方のみなさんに知っていただき、今後の活動の引き金になればと、世良公則&ツイストの「銃爪 (ひきがね)」からいただいて「LiveTrigger」とした。
春分の日の夜、アナタをおとしてみせる。
こちらは最高のお二人を最高のピアノでお聴きできるスペシャルなコンサート。
二度とない貴重な機会ですのでよろしくお願い致します🙇