necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

Furuichi Kyouhei Trio feat. Noritake Ryo , Kokuryo Shuhei

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2020.3.24  valentine drive 

古市響平 (gt) 石垣篤友 (b) 則武諒 (ds) 砂掛康浩 (gt) 國領修平 (ts)

 

当初はニューヨーク在住のベーシスト山田吉輝さんが参加予定だったが、新型コロナウイルスの影響で帰国できなくなり、石垣さんとのトリオとなった。

が、お店に到着すると予期せぬ名前も並んでいた。

 

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「えっ、今日トリオじゃなかったっけ?」

砂掛さんと國領さんの参戦は急遽決まったそうだ。

 

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オープニングはトリオで、古市さんのオリジナル『Shiki~織~』。

薄暗い地下の空間を浮遊するギターの音符がコンクリートの壁で心地よく跳ね返ってくる。

師匠の清野拓巳さん譲りのナチュラルな流れの中での展開は秀逸。

続いてのカッコ良いリフが印象的でテクニカルな『Luke』が終わると砂掛さんがステージに上がった。

「この二人の横に並ぶと緊張します。」と古市さん。

砂掛さんと石垣さんは専門学校時代の厳しくて厳しくて厳しくて優しい恩師。

砂掛先生のプライベート授業に弾けないのに毎回持って行ったという『Falling Grace』。

キーがコロコロと変わり、どのミュージシャンも難しいと口を揃える難曲で、不思議な魅力を持った美しいメロディだが下手がやると台無し。

「今日は弾けるかな?古市君。」「僕も頑張ります。」と笑顔の砂掛先生。

どちらも流れるようなソロで、絡み合うところは師弟だからこそか。

古市さんもかなりのプレーだったが、砂掛先生はさすがの貫禄。

 

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2ndの2曲目より國領さんが登場。

國領さんはアメリカで何人ものミュージシャンに師事されているが、中でも一番影響を受けられたという世界的トッププレーヤー、シェイマス・ブレイクは私も大好き。

 

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シェイマス張りのエネルギッシュなプレーに高揚感が刺激される。

 

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國領さんは3月に THE DOUBLE GUITAR BAND のライブの予定されていて、名古屋公演を楽しみにしていたが残念ながら延期となってしまった。

今の状況、大抵のミュージシャンは誰しもパワーを持て余している。

バンドのコースターも持て余している。

そのバンドのメンバーでもある砂掛さんを含めての予期せぬ ANOTHER DOUBLE GUITAR BAND となったこの夜、持て余したパワーが音のシャワーになり降り注ぐ。

延期となったライブが開催の際には必ずお伺いさせていただきます。

 

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前日の3月23日は砂掛さんと則武さんの誕生日。

「あれっ、バースデーケーキは?」と冗談っぽく言う砂掛さんに「ありまーす。」と古市さんが答えると「えっ?」。

「本当にあります。」「嘘じゃありません。」と、バースデーケーキ登場。

通常サプライズと言いながらもなんとなくそういう雰囲気は漂うものだが、砂掛さんと則武さんの表情はまったく予期しなかったという感じ。

どんな有名なパティシエが作ったどんな高価なケーキより、絶対に旨い。

 

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次回の古市さんの名古屋でのライブは4月9日(木)、ここバレンタインドライブで。

旧知の仲の渡辺翔太さん(pf)とのデュオ。

 

バレンタインドライブでの私の定番はスパイシーポテトだが売れ切れということでミックスナッツを初めて注文したら、予期せぬことにチョコが2つ乗っていた。

 バレンタインドライブだけにということか。