necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

服部優菜 (tp) Birthday Live 後藤浩二 (pf) Duo

f:id:necojazz:20200704235719j:plain

2020.7.4    THE WIZ 服部優菜 (tp) 後藤浩二 (pf)

 

 今年はピタリ賞で、誕生日当日のバースデーライブとなったが、本人曰く「ライブのことで頭がいっぱいで、誕生日という意識はほとんどない」とのこと。

確かに、これまではお姉さん的存在である竹中優子さん(as)との2管フロントで、クインテットセクステットの賑やかな編成により、メンバーが盛り上げてくれる部分は多々あった。

 

f:id:necojazz:20200705000045j:plain

 

今回は1回目と3回目に続き、優菜さんのファーストコールピアニストで、パパと慕う後藤浩二さんとの初デュオ。

今まで何度も共演していても憧れの人との二人だけの世界は別物。

 

f:id:necojazz:20200705000157j:plain f:id:necojazz:20200705000218j:plain

 

ソニー・ロリンズジョン・コルトレーンマイルス・デイヴィスなどの王道からバラード多目の選曲で、尖った曲はなく、パパとの会話をゆったりと楽しんでいる様子。

以前、靑猫のマスターとコルトレーンの中で一番のお気に入りは何かという話題で、私が『naima』を挙げると、「えっ、同じだ」となった。

 

https://youtu.be/QTMqes6HDqU

 

テナーサックスの曲だが、音域が高いのでトランペットの音色にもバッチリ。

パパに対する愛情たっぷりの表現力に、後藤さんは炎天下のアイスキャンディーのように溶けていた。


f:id:necojazz:20200705000359j:plain

 

2ndでは、お友達の杉山紗織さん(pf)、天木瑠里子さん(cl)と1曲ずつ共演して、アンコールは4人で『It Could Happen To You』。

 

https://youtu.be/ccLQWlVWLiM

 

楽しい余韻が残るエンディング。

 

f:id:necojazz:20200705000440j:plainf:id:necojazz:20200705000502j:plain

 

優菜さんとはWIZのカウンター越しにもお話させていただいたが、少し前に従業員をご卒業されたとのこと。

これから平手さん達のように活躍の場を広げていかれるのだろう。

 

f:id:necojazz:20200705000559j:plainf:id:necojazz:20200705001025j:plain

 

我が娘を見守るように、誰よりも熱い拍手を送る良子さん。

良子さんの影響で好きになったというブルー・ミッチェルに感慨深げ。

先輩が抜け、心なしか寂しそうな後輩の宮崎さん。

WIZ特製、ピニャコラージュ、美味しかったです。