necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

LOUTUS SEEDS

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2020.7.28 JAZZ ROOM KEYBOARD 荒川悟志 (b)、平手裕紀 (pf)、杉山寛 (ds)

 

以前に Facebook にも書いたがブログになったのでもう一度説明しておこう。

つい先日 THE WIZ でお聴きしたのは、雨が降ろうが槍が降ろうが杉山さんのオリジナルしかやらない『杉山寛トリオ』。

 

necojazz.hatenablog.com

 

そのトリオからピアノの渡辺翔太さんが平手さんに変わればスタンダード中心で荒川さんリーダーの『LOUTUS SEEDS』となり、そこからベースの荒川さんが寺島諒さんに変われば大学時代から続いている『平手裕紀トリオ』となる。

メンバーがひとり変われば音楽性も演奏もガラリと変わる。

そこがロックやポップスにはない面白さ。

そして、ハコが変われば同じメンバーでも演奏に影響をおよぼす。

この日は、消毒やソーシャルディスタンスなどコロナ対策バッチリの中でも、観客のノリの良さに、否が応でも演奏は白熱した。

 

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KEYBOARD の扉を開けるのはおおよそ17年半ぶり。

お久しぶりというには時間が経ち過ぎた。

前回お寄りした日にマル・ヴォルドロン死去のニュースがあったのを覚えている。

 

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SEINCE1975 、45年の歴史をもつ豊田の老舗。

信念とクールさが伝わってくる。

この日客席を見渡せば、どう見ても私が最年少で、みなさん地元の昔からのジャズ通とお見受けした。

そういう方々に45年間、愛され支えられてきたのだろう。

 

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ライブは月に3回~4回くらいで、ライブのない日はジャズバーとしてレコードと CD からリクエストにも応えていただける。

名鉄三河線豊田市駅愛知環状鉄道新豊田駅、どちらかでも徒歩圏内で、名古屋市内からは鶴舞線なら乗り換え不要だし、駐車場が数台あるのもありがたい。

 

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テーブルチャージなし、ライブチャージも名古屋市内よりちょっとお安めで、この日は2000円。

郊外のお店のあるあるで、ソフトドリンクのグラスがデカい。

マスターとママさんのお人柄も良し。

ちょっと歩けば豊田市美術館もある。

電車賃を考えても行く価値十分である。

実は私の自宅からは一番近いライブハウスで、なぜ17年間もお寄りしなかったのか。

もったいないことをした。

 

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ノリノリでライブしていたため、アンコールに予定していた荒川さんが大好きなレイ・ブラウンの『GRAVY WALTZ』を勢いのまま本編で演奏してしまい、アンコールどうする?となった。

客席から『Take the A Train』のリクエストがあると、「もうちょっといい曲やって」とか「じゃあ、Bトレインくらいで」とか、笑いに包まれる。

遊び心いっぱいの『Take the A Train』で、楽しいアンコールとなった。

ところで、この期に及んでも GO TO トラベルキャンペーンを推し進めようとする政府。

正気の沙汰ではない。

コロナを運ぶ『Take the C Train』なんてギャグ、到底笑えない。