先日ご紹介した『二人ノ世界』。
そのときはイオンシネマ浦和美園のみ30日までの上映期間延長だったが、神奈川・大阪・大分などで上映が決まった。
イオンシネマ以外での上映もあり、もっと広がりを見せそうだ。
レヴューの高評価やTwitterへの書き込みなど、クチコミの賜物。
名古屋でもミリオン座あたりで期待してます。
ちなみに、イオンシネマ四條畷の初日の8月14日、予定しているライブが中止にならなければ大阪にいるんですけど。
この作品を障害者同士の愛の物語と捉えるのは的を射ていない。
主人公の二人が、身体が動かない男と目が見えない女、ただそれだけ。
オープニングから何度もアップになる瞳に心の奥が映し出される。
私の知る限り最も美しいラストシーン。
二人の行く先にある「現実」とやらは「奈落」なのかも知れない。
だからこそ、とてつもなく美しい。
京都まで往復する道すがら、車の中でペンギンラッシュを繰り返し聴いた。
其の九とあるように、ダントツに投稿数の多い、超イチオシのバンド。
しかもちょっとだけ顔を出している隠れペンギンの投稿もいくつかある。
本当ならこの夜、名古屋ダイアモンドホールでのライブに行く予定だったが、前日の夜に急遽延期が決まった。
苦渋の選択をされたと思うが、その決定を心より支持します。
ライブの開始時間に合わせてライブ会場からYoutubeで無観客での生配信があった。
大津SAに車を停めて聴き入った。
ラストに演奏した『色彩』。
またちょっと遠くに行ってしまったと、うれしく感じるライブだった。
ペンギンラッシュ『奈落』より、一部抜粋。
下弦の月が光る時
夜に飲まれて動き出す
あなたと私
汚いモノを流しながら
あなたと泳ぐことがなければ
私はまだ何も知らなかった
声を殺して笑顔を見せるよ
滅法、名曲。