映画の長編と短編は統一した世界基準はないが、映倫では55分以上の作品を長編、32分以内の作品を短編、その間の作品を中編と規定している。
映画『アルプススタンドのはしの方』の上映時間は75分。
私が劇場で鑑賞した長編映画では、おそらく最短で、間違いなく傑作。
大須にあったシアターカフェが白壁に移転し、8月1日にリニューアルオープンされた。
コロナ禍の影響で、予定より遅れてのオープンとなった。
短編映画を中心にミニシアター系でも上映されないような作品を楽しめるカフェ。
メイントリームの作品ではなく、映画業界のはしの方。
8月16日までの大解放祭では、公募によって集まった 28作品(23名)を5プログラムに分けて絶賛上映中。
ドリンク代で鑑賞できる。
大須のお店と比べると、スクリーンが大きくなり、音響が良くなり、店内がお洒落になり、カフェが美味しくなり、場所がわかりやすくなった。
でも、コンセプトは何ひとつ変わらない。
はしの方で、新たな才能を応援している。
2階の上映スペースに並べられた椅子たち。
通常の定員が19名のところ、密にならないように10名に減らしている。
それぞれにお気に入りの椅子ができるだろう。
この日座った窓側のはしの方の椅子は、硬めの座り心地で疲れなかった。
大須ではお気に入りの監督が何人かでき、その監督の劇場公開作品を何本か鑑賞させていただいた。
普通に鑑賞するのと応援しながらの鑑賞は違う。
何が違うか、応援してみればわかる。
『アルプススタンドのはしの方』を鑑賞すればわかる。