necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

藤川幸恵 & 武井務 DUO

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2020.8.14 ミュージックスポット燈門   藤川幸恵 (pf) 武井務 (ts)

 

「浪花恋しぐれ」が似合いそうなお二人。

4,5年ぶりくらいの共演で、DUOでのライブは初めてとのこと。

めずらしい組み合わせだと思ったら岸田マスターのブッキングらしい。

グッジョブ、ありがとうございます。

 

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私的な共通点としては、初めてお聴きしたのがお二人とも奈良のろくさろん。

武井さんは清水勇博さん (ds) をお目当てで行ったライブで、人情味溢れるはぐれサックス純情派と言った感じの心をえぐるような低音が耳に焼き付いた。

藤川さんは安ヵ川社長 (b) をお目当てで行ったライブで、他の誰とも違う今までに聴いたことのないグルーブに魅入られた。

それぞれにお目当てそっちのけで気になる存在となった。

 

www.youtube.com

 

藤川さんの圧倒的な独創性と独特なタッチはセロニアス・モンクを彷彿とさせる。

それは、似ていると言うのではなく、ワン&オンリーという意味で。

「泣いているのか笑っているのか分からん顔」って、武井さん上手いこと言われるなぁ。

曲の着想やアドリブの発想、TwitterのつぶやきにMCでの一言など、すべてに?が付く。

良いライブでも分かりやすいものは飽きがくる時があるが、このDUOはずっと聴いていたいと思える。

 

武井さんのオリジナル『翳り』。(この漢字でいいかな?)

不穏なテーマと不協和音の変態的連打に音のブラックホールへ引き込まれていった。

曲を書いてから演奏するのは3度目くらいというレアなナンバー。

藤川さんだからこその選曲で、DUOの相手に対して最高の褒め言葉である「楽しい」を連発する武井さん。

お持ちになっていたCDにこの曲を探したが無かったため、ナカガワ暢さんがジャケットをデザインされたアルバムを購入。

 

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メンバーも音も演奏も申し分なし。

バチバチの火花が美しく飛び散る至高の1枚。

名古屋でもこのメンバーでのライブをお願いしたい。

武井さんは名古屋のミュージシャンとも交流があり、9/21 (月祝) 清水行人Trio feat.武井務で Mr.Kenny's に来られるので是非。

 

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名古屋で駐車場を利用する場合、曜日と時間帯で何処に停めると一番安くなるのか完璧にリサーチ済みだが、燈門の夜ライブは初めてだったので早めに着いて駐車場をいろいろと巡った。

大阪の街中なのでさすがに何処もそこそこするなぁと探していたら、ありました。

エブリデイ 18:00~8:00 で300円也、他より1000円以上安くなる。

せっかく見つけたが、燈門は9月をもって閉店し、10月から SATONE=聰音=として移転リニューアルオープンされる。

近所と書いてあるので、移転後もこの駐車場が利用できればありがたい。

 

さて問題。

藤川さんの隣りの美人は誰でしょう?

 

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 答えは名古屋を中心にご活躍されている実力派人気ボーカリスト、中垣あかねさん。

10/25 (日) に聰音で藤川さんとのDUOが決まったそうだ。

こちらも是非お聴きしたい。

 

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藤川さんのピアノにある中毒性が、武井さんのテナーにより増幅されるみたいだ。

禁断症状が出る前に2回目をお願いしたいし、それを抑えるためのライブ盤を処方していただけないものか。

名古屋にもお越しいただきたいDUO。

岸田マスター特製カレーにも中毒性があるようだ。