見逃していた『ドロステのはてで僕ら』のアンコール上映、ありがたやー!
人気があるのも納得の70分。
以前、『アルプススタンドのはしの方』の上映時間は75分で、劇場で鑑賞した長編映画では、おそらく最短で、間違いなく傑作、と書いたが、1ヵ月も経たないうちに最短記録が5分更新された。
いわゆるタイムワープものだが、その時間が2分。
おそらくこちらも最短。
たった2分ではなんもできひん。
そこでドロステ効果を使ってもっと先の未来を知ろうと画策する。
なんとこの作品、冒頭のタイトルシーンが暗転してからはワンカットの長回し。
予告編にある NG Take で悶絶するわけだ。
題材も撮影方法も難しいものに挑戦しているから惹きつけられる。
ラストも、こう来たか!お見事!
名古屋シテマテークで9月18日まで上映しているので是非。
ヨーロッパ企画のことはシアターカフェで鑑賞した『タクシードライバー祗園太郎THE MOVIEすべての葛野郎に捧ぐ』で知った。
紙人形とは、かなり挑戦した作品。
名古屋でもチケットがソールドアウトする人気の劇団で、コロナ禍が落ち着いたらぜひ舞台も観てみたい。
シテマテークを出て、シアターカフェにて『ビジュアルに発信する女性たち』の『WAT』Bプログラムを鑑賞。
52分で短編映画が6本。
韓国の作品が5本でスウェーデンの作品が1本という打ち分け。
全体的に重めだが、国の事情も伺え、生命力に満ちている。
短編の良さの一つとしては、監督がやりたいことを自由に表現でき、実験的な作品にも挑戦できること。
9/17~9/20で、2週目の上映があるので是非。
そのシアターカフェに関東から度々来ていただいて上映会を企画されている小松豊生さんからご連絡をいただいた。
若手の映画監督を応援している『わかな会』の代表。
コロナ禍で映画製作が難しい中、ようやく今年の初参加作品が決まり「八王子Short Film映画祭でグランプリを獲って名古屋の皆さまにお見せしたいでーす!」とのこと。
タイトルは『8月2日の約束 ~75年目の真実~』。
監督の望月亜実さんがクラウドファンディングを立ち上げられた。
是非ご一読いただき、拡散・応援のご協力をお願い致します。
かなり難しい題材だと思うが、「皆が避けて通るところを敢えて挑戦しています。」という一文に惹きつけられた。