2021.2.7 豊川市小坂井文化会館 フロイデンホール
ユッコ・ミラー(as) 平光広太郎(pf) 中村裕希(ba) 橋本現輝(ds)
昨年末のスターアイズをはじめ、ライブの中止が相次ぎ心配していたが、万全のコロナ対策をとって開催された豊川でのコンサートは人数制限下での満員御礼。
スターアイズの時のように、ギリギリまで何が起こるかわからない中、関係者も胸をなでおろされたに違いない。
しっかりとコロナ対応をしていただきありがとうございました。
豊川で演奏をされるのは始めてとのことで、この日を心待ちにされていたお客様の気持ちを考えれば「また今度」という訳にはいかなだろう。
定期的にライブをされている会場と重みが違うわけではないが、ステージに向かう気持ちにはいつもとは違うものがあったはずだ。
「命懸けで来て下さり、ありがとうございました!」つかみのMCで多くの豊川市民の心はハートキャッチされた。
『芸能人格付けチェック』でのプラスチック楽器の演奏や『激レアさんを連れてきた。』でのトークなど、メディアへの出演の効果もあるのだろう。
会場を見渡すと老若男女幅広い客層で、選曲もオリジナルに加え名探偵コナンからスティービー・ワンダーやチャーリー・パーカーまで全方位的。
今月またゴールデンタイムの全国ネットにご出演されるそうだが、情報解禁前とのことで、見逃さないようHPは要チェック。
Youtube もチャンネル登録者数20万人までもう少しと、ジャズとしては異例の人気ぶり。
今後もどんどんメディアに露出してジャズのすそ野を広げてくださいませ。
1st のラストに演奏されたズルいほどカッコイイ『Blue Stilton』。
現輝さんと一緒に思わず何度も椅子からケツが浮いて、心は無重力。
空中遊泳からのスラムダンクをハートにたたき込まれた。
この日の私的クライマックスは 2nd での『Lagrimas』から『Inner Beat』へと続いたオリジナルのバラード。
ライブハウスとは違うホール独特の包み込まれるような反響との相性も良し。
ロングトーンが美しいバラードは一切ごまかしが利かないが、逆にユッコの上手さは際立つ。
感情の起伏や襞がそのままメロディになっていて、歌っていて、泣いていて、叫びに変わって、圧倒され、心を抉られ、しばし放心状態となった。
あと豊川と言えば、元 MITTS COFFEE STAND のバリスタ、まいまいさんが管理人をされているバスケットボールコート付カフェ 『Grape Park Court』。
オープンして5カ月、コンサートの前にようやくお寄りできた。
カフェの扉を開けるとまいまいさんの姿はなく、お休みかな?と思っていたら、「お久しぶりです。」と声を掛けられ、あれ?まいまいさん?ん?イメチェンされてて、さっぱりわかりませんでした。
久々のまいまいラテに、あんバタートーストはバターたっぷり、ひざが震える背徳の美味しさ。
バスケットコートとボールは料金なしで誰でも自由に使えてカフェを利用する必要もないとのこと。
ただし、ひとこと声を掛けてから使わせていただくのがルール。
この日はカフェもコートも大盛況だったが、『スラムダンク』の映画化決定によって、これからかなりヤバイことになるんじゃないの。
お店のFacebookを見ていたらこんなメニューも。
次回はこれだな。