2021.3.21 くもサンド
シアターカフェの『BOY』の上映会に、先週に続いての藪下監督に加え、音楽家のきだしゅんすけさん、キャストの井口翔登さん、綾乃彩さんも舞台挨拶にお越し下さるというこで、何か差し入れをと考えた。
今回は女優さんも来られるので、フルーツサンドやフルーツ大福はどうかな?と考えていたら、くもサンドさんのことをふと思い出した。
昨年の8月にCBCテレビで拝見して、一度伺いたいと思っていたお店である。
昨年の1月にキッチンカーで販売を始められたが、コロナ禍の影響でイベントがほとんどが中止となり、更にキッチンカーも事故で使えなくなったことから、やむなく製造場所として借りていた民家で販売を始められた。
しかし、お客さんがまったく来なくて1日の売り上げが平均4000円と苦しい経営が続き、何とかお店を続けたいという思いからCBCテレビのお助けコーナーにお願いされたというのがテレビに出演された経緯である。
そこで、日本を代表するシェフのアドバイスを受け、もともと美味しく焼きあがっているシフォンケーキに合ったクリーム作りやトッピングのアイデアを取り入れ、「頑張ってください」というシェフの言葉に、「こんなボロボロなお店にわざわざ来ていただいて...」と言葉を詰まらせ涙するシーンにほろりとさせられたことを思いだした。
お店の様子が気になって検索してみると、こまめにTwitterを更新されていて、どうやら順調に営業をされているみたいだ。
テレビの効果はとっくに賞味期限切れになっていてもお客さんが付いているということは、紛れのない実力と言って良いだろう。
ショーケースに並ぶシフォンケーキはどれも美味しそうで目移りしてしまう。
雨の日20円引きの「あきひめいちご」と「桜クリーム白玉あずき」はとりあえず外せないな。
私はシンプルなプレーンをいただいたが、ふわふわで雲のような軽い食感にコクがあって滑らかなクリームのマッチングは、リピート必至の美味しさ。
全部の種類を試してみたくなる。
シネマスコーレからは自転車で5分程度ということもわかったので、映画のついでにでもまた寄らさせてもらいます。
お二人の接客にもほんわかさせていただきました。
ごちそうさまでした。
2回目の鑑賞をさせていただいた『BOY』。
それぞれの心の動きにおける細やかな演出や演技、効果的な音楽など、1回目より作品の深みを感じられ、改めてじんわりと沁みる良い映画でした。
名古屋の小さな上映会に4人もお越しくださり、店主でもないのに観客としてもありがたさに恐縮です。
それぞのご活躍を今後もチェックさせていただきます。
とりあえずは、ビンゴだった『半沢直樹』での綾乃さんのご出演シーンを観返しております。
くもサンドも好評で良かったです。