2021.4.9 日進市 森の響
DOXY maiko (vil)
森の響に始めて寄らさせて頂いたのは、ベースの鳥越啓介さんのライブがあると知って下見で伺った7年前。
月に一度、定休日である火曜日に余語マスター厳選のライブが開催されていたが、コロナ禍の影響で去年の4月以降ライブは行われておらず、お店の前のお知らせも1年以上そのままになっていて色褪せている。
今のところ今後のライブの目途は立っていなそうだ。
大きな窓が額縁となって、季節や天候などにより日々移り変わるその日だけの自然が奏でる作品を鑑賞しながら至高の一杯をいただく。
その一杯とはエチオピアゲシャビレッジ農園のオークションコーヒー。
世界最高峰のゲイシャと言えばパナマのエスメラルダ農園が有名だが、ゲイシャ種はもともとエチオピアのゲシャ村に自生していたのがパナマに渡ったもので、生産性の低さから長年知られずにいたのがパナマで再発見されパナマのコーヒー豆という印象が付いてしまったが原産はエチオピアである。
口に含むと「これコーヒーなの?」と思えるフローラルで華やかなアロマが広がった。
美味しいコーヒーは冷めてからの味の変化も楽しめる。
今日 (4/10) 18:30~東海テレビ『ぐっさん家』で紹介されるのでご覧ください。
今なら番組出演記念で、通常1100円が1000円 (共に税込み) + デザートがどれでも15%引きでいただける。
違いの分かる方にはこんなのもあります。
余語マスターに今から maikoさんのソロバイオリンを聴きに行くことを伝えると、
マスター「どんな方?」
私「素晴らしいバイオリニストで伊藤志宏さんともよく一緒にやってみえますよ」
マスター「志宏さんとやってみえるなら間違いないですね」(志宏さんは森の響でもライブをされている)
私「アルファベットでmaikoですので、是非チェックしてみてください」
マスター「ゲイシャとマイコで覚えたからチェックしておきます」
私「上手い」
名古屋は4日間のツアーの初日。
ソロアルバム『Under The Moon』は、これまでのアルバムに収められているオリジナル3曲にアルバムのために書き下ろした2曲加えた全5曲、月を奏でたナンバーが並ぶ。
他にも『弦月』や『月影』などの作品があり、『月』は maiko さんにとってずっと追い続けているテーマである。
タイトル曲の『Under The Moon』は、2015年にフランスで起きた『パリ同時多発テロ事件』に衝撃を受けてできた曲とのこと。
そのメッセージはジャケットの内側に記されていた。
この時の想いは現在のコロナ禍にも共通しているという気持ちからのアルバムタイトルだろう。
青白くライティングされたステージは月灯りの夜を想わせる。
日本人は昔からさまざまな表情をみせる月に魅せられ、趣のある呼び名をつけてきた。
寂しげにみえる「孤月」、淡い光の「淡月」、青く輝く「青月」、清く澄んだ「明月」など。
他にも季節や満ち欠けによる「朧月」や「上弦の月」など、太陽には悪いが日本人は月が好きである。
さまざまな表情をみせる月が情緒溢れる音色で奏でられ、想いを馳せる。
ツアーは今日から京都、神戸、大阪と続き、地元の関西は大変な状況だと思いますが、ツアーのご成功を今宵の月にお祈り致します。