necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

倉知可英 DANCE YARD 5

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2021.8.13 千種文化小劇場 『倉知可英 DANCE YARD 5 』Bプログラム

 

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Bプログラムは北田学さん(クラリネット)と伊藤志宏さん(ピアノ)によるDUO『audace』との共演。

冒頭に演じられた大人と子供の合同作品である『Wonderland』は、前日のAプログラムでは録音された音源で踊られたそうで、ライブ演奏との反応の違いも観てみたかった。

暗いステージで白が映える意志を持たないはずの傀儡達は、ただただキラキラし、糸を切るほどに躍動していた。

可英さんの即興は、学さんクラリネットの音から踊り方を学ぶのではなく、志宏さんのアコーディオンの音にどう動くのか思考するのではなく、ただただ反応し、積み上げられた瞬間には宇宙のような永遠を感じた。

 

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徹底した新型コロナウイルス対策も素晴らしかった。

マスクの着用、体温の測定とアルコール消毒は今やどこでも当たり前。

入場料は口座振り込みでチケットは郵送で受け取り、予めそれに名前と連絡先を記入し、入場の際にその部分を自分で切り取り箱に入れる。

席数は通常250席を100席に減らし、プログラムも手渡しをせずに座ってよい椅子の背もたれに掛けてあった。

上演は密を避けるため、休憩時間なしで50分ほどの1ステージ。

退場の際にもブロック別に順番に出口に向かい、最初から最後まで人に近づくことはまったくなく、きめ細かな対策により安心して楽しめた。

 

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翻って、フジロックの主催者には疑問しか出て来ない。

「『自分のことは自分で』というのがフジロックです」って、責任放棄としか言いようがないし、「もちろん反対意見も伺ってますが」って、それだけ?

SNSを散見する分には反対意見が圧倒的だし、反対意見にこそ丁寧な説明が必要だろう。

お仲間との忖度インタビューだけ発信されてもね。

忌野清志郎 Rock'n'Roll FOREVER で豪華メンバーが発表されているが、清志郎さんがご存命なら何を言われるのだろうか。

 

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