necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

加藤伎乃 1st Neep 独創奏 リリース記念 お礼参りツアー後夜祭編

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2021.12.4 valentine drive

加藤伎乃 (vo,gt)   おーたけ@じぇーむず (vo,gt)

 

necojazz.hatenablog.com


今年の3月に 原宿JAZZ UNION へ高田ひろ子トリオを聴きに行った際にお会いした同郷である瀬戸市ご出身の加藤伎乃さん。

ちなみに加藤という苗字はクラスに4人くらいずつ居るというのは瀬戸あるある。

「名古屋方面でライブがあれば伺います」と言ったものの、7月の名古屋帰省ライブは都合が合わず、ようやく伺えた。

対バンの、おーたけ@じぇーむずさんも初めてで、ライブの2日前までは名前からジェームス小野田さん張りの濃いめの男性を想像していた。

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ジャズ茶房青猫で店を出ようと思ったら、マスターが (たぶん私のために) 藤川幸恵トリオを掛けるものだから、思わず3曲聴き入ってしまって5分の遅刻。

既にライブは始まっているのに看板を撮っている場合ではない。

 

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大抵のハコは入り口側にレジカウンターがあるのだが、ココは奥側だった...

なので、受付をするためにはミュージシャンの前を横切らなくてはならなず、曲終わりを待っていると、「受付どうぞ」と、おーたけ@じぇーむずさんが間奏を弾きながらくるりと客席に背を向けて促してくれた。

スミマセンと頭を下げて横切りつつ、演奏しながらの機転の利く対応に佳穂さんっぽいなと思った。

 

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ミュージシャンに誰々っぽいと言うのは失礼かも知れないが、感情のまま意のままにグルーヴさせるビート感、会話が歌となり歌が会話となるスタイル、喜怒哀楽を歌にのせる表現力にも中村佳穂さんを思い浮かべた。

つまり、激スゴ!

音楽をやるために生きている人。

 

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高円寺から来られたそうだが、東京人ではなさそうだし、関西弁でもないし、と思って検索してみると岡山県のご出身で、そういえば岡山弁と名古屋弁のイントネーションは似ているようなことを何かで読んだか聞いたかした覚えがある。

それも伎乃さんと気が合う要因のひとつかも知れない。

一寸先闇バンドのvo&gtでもあり、バンドでも聴いてみたい。

 

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ようやくライブに足を運べた伎乃さん。

CDで凄さは織り込み済みだったが、歌声の鋭利さは銃刀法違反、中毒性は麻薬及び向精神薬取締法違反で、YAVAY。

楽器や歌唱力ならば研鑽を積むことは出来るが、声だけはどうにもならない。

トッキントッキン (愛知県民が使う尖っているの最上級) の感性が生み出すエッジが効きまくった曲と天賦の声が相まって容赦なく切り刻んでくる。

 

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その声は鋭いだけではなく、優しくて、甘くて、切なさも含んでいるから、中毒性があるのだろう。

 

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おーたけさんはスタジオ盤が売り切れにつき、2枚ともライブ盤を購入した。

思っていたよりも良い売れ行きに「もっとCDを持って来れば良かった」と、おーたけさん。

そりゃ、あんなの聴かされたら欲しくなるよ。

次回はスタジオ盤を多めでお願いします。

 

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最強のタッグでした。

かかって来いやー!