necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

王将戦第2局 もりけんTV将棋 加藤伎乃

f:id:necojazz:20220123232010j:plain

 

渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第2局が、1月22・23日(土・日)に大阪府高槻市「山水館」で行われ、藤井竜王が98手で渡辺王将に勝ち2連勝とした。

その前々日に発売された藤井竜王が表紙のNumber1044号は将棋特集の第3弾。

藤井竜王を表紙にしておけば安定して部数が稼げるという安易な考えは微塵もなく、今回も綿密な取材と深い知識に裏付けされた記事はどれも読み応え十分で、Number1018号より「令和名棋士案内」という連載を掲載されている大川慎太郎氏など、将棋記者の方々もフィールドが広がりやりがいも増していることだろう。

今回の対局では藤井竜王が自身最長となる2時間28分の大長考をする場面があり、名古屋駅から新幹線と山手線を乗り継いで渋谷eggmanまで行けてしまう時間である。

できれば長考中の藤井竜王の頭の中を記事で覗いてみたい。

 

f:id:necojazz:20220123232042j:plain

 

藤井竜王の地元、瀬戸市ではラジオサンキューのYouTube番組で応援配信をしていて、私も喫茶スマイルで一緒に応援しようと出先の用事を済ませて向かったが、思っていたより早く対局が終わり間に合わなかった。

 

f:id:necojazz:20220123232059j:plain

 

パルティ瀬戸に吊るされた大きな垂れ幕や喫茶スマイルに貼られたたくさんのメッセージなどに込められた地元のヒーローに対する熱い想いには格別なものを感じる。

 

f:id:necojazz:20220123232135j:plain

 

出先ではいつもの『もりけんTV将棋』の評価値放送で対局の様子をこまめにチェック。

王将戦第1局でバンされて盤面なしだが、『もりけんTV将棋』の一番の魅力はそこではない。

くに本物さん、あやさん、nakataじじいさん、碓氷裕美さん等々、書きだしたらキリがないもりけんファミリー達とのやり取りには地元のみなさんに負けない熱い想いを感じるし、初めてのコメントの方にも「ナイス初コメ」がたくさん付いて、何方もウエルカムのあったかさも感じる。

終局が16時16分頃で、そこから高級ビールを飲みながらの常連さんとのトークが続き、放送が終わったのは22時過ぎで、こんな評価値放送は他にはないだろう。

私もNumberを読みながらだらだらと楽しく最後まで参加させていただいた。

奈良在住で関西人愛として阪神ファンであるもりけんさんは途中で野球の話で例えられていたが、私は地元愛で中日ファン

 

f:id:necojazz:20220123232258j:plain

 

www.amazon.co.jp

 

昨年9月に発行された『嫌われた監督』は圧倒的なリアルさと筆力で中日ファンならずともすべての野球ファンにオススメできる。

著者の鈴木忠平氏は2019年までNumberの編集部に所属しておられたそうだ。

この日の勝利で藤井竜王は今期の勝率を8割に戻したが、タイトル棋戦の通算の勝率は84.8%で、一般棋戦の79.5%を上回っている。

タイトル棋戦はトップ棋士との戦いばかりになるが、一般棋戦より勝率が良く、8割を大きく超えているというのは凄いという言葉では到底足りない。

ここぞという時の戦いは鬼武者である。

野球で例えるなら、同じ3割打者でもどうでもいいところで率の高い打者とここぞというところで率の高い打者ではまったく印象が違う。

選手時代の落合氏はここぞというところで打ってくれた真の四番打者であった。

常に率が高く、ここぞというところで更に率を上げる藤井竜王は、四番打者の中の四番打者である。

 

f:id:necojazz:20220123232327j:plain

 

本の中ではもちろん2007年の日ハムとの日本シリーズでのパーフェクト目前の山井投手の交代劇についても書かれているが、その試合はDVDに録画してありその場に私も居た。

 

f:id:necojazz:20220123235643j:plain

 

川上憲伸さんのユニホームにヘルメットかぶりレフトスタンドでメガホンを叩いていた。

なぜビジター側かというとチケットが入手できずダフ屋で購入したのだが、ライトスタンドは高くて断念したからである。

球場全体で山井コールが巻き起こる中でのピッチャー交代のアナウンスに、歓声はどよめきに変わり、私も「うっそー」と声を漏らした。

その時の内情はいろいろなところで語られているが、事細かに真実が書かれているので、ぜひご一読を。

 

f:id:necojazz:20220123232417j:plain

 

聴き始めは地元愛からだったが、今や完全に詞と曲と歌唱力とギターテクニックに惚れ込んでいる瀬戸市出身のシンガーソングライター加藤伎乃さん。

黒井ミサではありません。

 

f:id:necojazz:20220123232448j:plain

 

プロフィールにも「愛知県瀬戸市出身のシンガーソングライター」と書かれていて、藤井竜王に続いて全国区になってもらいたい。

 

www.youtube.com

 

その彼女が、世界最大のインディーズライブ『エマージェンザ』の予選を勝ち抜いて準決勝への進出が決まった。

 

emergenza.windgate.co.jp

 

優勝すればドイツで開催される野外フェスに出演できるので、全国区を通り越して世界に向けてアピールできる。

 

f:id:necojazz:20220123232510j:plain

 

準決勝は5月21日(土)に渋谷eggmanで行われる。

会場での挙手とネット投票で決勝進出者を決めるそうだが、紅白歌合戦みたいに会場での挙手の方がポイントが高いらしい。

興味のある方はぜひ会場やネットでご参加お願いします。

バンドでも活動されているが、今回は弾き語りでの出場ということで、バンドでステージに上がるよりも心細さはあるだろう。

当日は会場で応援するので、少しでも力になればと思う。