necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

『中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2007-2016 歌旅~縁会~一会』 

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2022.2.10 MOVIX三好 

中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2007-2016 歌旅~縁会~一会』 

 

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中島みゆきさんのアルバムを購入した。

CD2枚+BD1枚の3枚組『中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』。

新型コロナウイルスの影響によって全24公演中8公演のみで終了してしまい、プラチナチケットを手にされていた方はさぞかし残念だったであろう。

それ以上にご本人の無念さは知る由もない。

 

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今のところ単独のコンサートの情報もなく、もしかしたら.....と厭な二文字が脳裏を過る。

今月の23日で70歳になられ、いつまでも若々しい姿と歌声に年齢ではないと言っても、いつかはステージに立たなくなる日は必ずやってくる訳で、その日が来て改めて偉大さを知るのでは遅い。

コンサートに行けなくても大スクリーンと5.1サラウンドの大音響で鑑賞できる機会は貴重である。

 

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映画は2007年から2016年まで「中島みゆき 劇場版」シリーズとして劇場公開された3つのライブ作品から厳選された15曲を再編集した総集編となっている。

ライブ映像のみで構成されており、ただただ中島みゆきの世界に浸り酔いしれるのみ。

普段みゆきさんを聴かれない方も耳にしたことがあるだろう曲が大半で、そういう方にこそ鑑賞していただきたい。

常に弱者に寄り添い、時代に取り残された人を歌い、スポットライトを浴びない人生に優しい光を当てる。

彼女の歌に励まされ救われた人はどれだけいるのだろう。

「ステージの上のビーナス」地上の星は燦燦と輝いていた。

 

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数多ある中島みゆきさんの名曲の中から1曲選ぶとしたらと聞かれたなら『永遠の嘘をついてくれ』を選ぶ。

デビュー前からファンだった吉田拓郎さんがスランプに陥って「遺書代わりの曲を書いてくれ」とのオファーによって書かれた曲である。

特にこの動画は全ての動画の中で一番のお気に入りで、凛としたオーラとあくまでもゲストであることをわきまえた立ち振る舞いがカッコイイ。

 

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ライブでは自分のオリジナルしか歌わないみゆきさんが唯一(たぶん)他の人の曲を歌ったのが𠮷田拓郎さんの『唇をかみしめて』で、『歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007』(DVD・BD) に収録されている。

続けて『ファイト!』を歌われていて、拓郎さんが自身のコンサートで『ファイト!』を歌われたお返しだと思われる。

拓郎さんが歌う『ファイト!』と『永遠の嘘をついてくれ』は拓郎さんの曲だと思ってしまうほどの拓郎節がさく裂している。

 

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映画を鑑賞した翌々日『夜会 1990』のDVDが届いた。

夜会とはコンサートではない舞台の要素を取り入れた音絵巻で、1989年の初公演は映像化されておらず『夜会 1990』から映像化されていて、どうしても観たくなったがVHSしか持ってなかったのでポチっとしたのが届いた。

画面の中には38歳のみゆきさんが居り、それを見ながらブログを書いている。