2022.5.19 Doxy maiko 🤝 黒沢綾 2022 Tour Hand in Hand
maiko(vl) 黒沢綾(vo,pf)
2020年から、ふと、一緒にやり始めたばかりのDUOで、今日の名古屋、20日の浜松、22日には神戸へと、念願の初ツアー。
ツアータイトルとなった『Hand in Hand』は、maikoさんがピアニストの松本圭司さんから教えてもらった曲だそうで、綾さんとのDUOにいいんじゃないかと連絡したところ、たまたま綾さんもこの曲を前日にガッツリ聴かれていたとのこと。
その曲は、チンペイ、べーヤン、キンちゃんのアリスのではなく、エルヴィス・コステロのでもなく、アルメニアのアーティストの曲だそうだ。
ヴァルダン・オヴセピアン(pf) & タチアナ・パーハ(vo)。
1度聞いただけでは覚えきれん名前だと思っていたら、安田さんからアーティスト情報がメッセンジャーで送られてきた。
安田さん、ありがとうございます。
5月22日(日) のお昼に神戸100BAN HALL でこのライブの主催をされていて、名古屋にも足を運ばれていた安田さん。
ライブ終了後、その素晴らしさに神戸での成功を確信されて満面の笑み。
私としてもたまたま前回の投稿でアレニ・アグバビアンについて書いており、アルメニア系アメリカ人であるアレニのボーカルはアルメニアの民族音楽に由来していて、ここ数日彼女のCDをガッツリ聴いていたこともあり、まさにツボに嵌ったライブだった。
フライヤーのイメージ通り、ヴォイスが伴奏に溶け込むような淡い水彩画を思わせる音は、微妙な濃淡を繊細に表現し、色の調子に変化をつけながらさっと筆を走らせているようだった。
油絵とは違い塗り直しは利かない。
こちらもたままた前回の投稿で書いた藤本一馬さんと伊藤志宏さんの話題も出て、音色的にはそのライブを受けての続きを演奏されているようであり、おっさん達が背後霊のようにおふたりを見守っているようでもあった。
セカンドステージの冒頭の2曲、バイオリンとヴォイスのみによる対話はシンプルな構成(やっていることはメチャクチャ高度)だからこそ無限の広がりを感じ、思考を超えて潜在意識に深く沁み込んだ。
こちらはCDではなくmaikoさんのグッズであるコースター。
けっこうな厚みがあり白雲石が使用されていて吸水性に優れているとのこと。
風呂上がりにキンキンに冷えたハイボールを作って置いたところ、グラスの外側にできた水滴はみるみるうちにコースターに深く浸み込んだ。