necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

鳥越啓介ベースソロライブ

 

2022.8.14 ジャズ茶房靑猫 鳥越啓介ベースソロライブ

ベーシストの時の白のお洒落シャツからローディ用の小柳ゆきさんTシャツに着替えられ、充実の笑顔。

 

 

3年ぶりの行動規制のないお盆ということもあり、全国の観光地は賑わいを見せている。

そのひとつ、徳島の阿波踊りでのイベントで小柳ゆきさんとの野外ライブのあと、岡山の実家に帰省してお墓参りをされたそうで、渋滞を懸念して早朝5時に岡山を出発されての名古屋ライブ。

行動規制がなくなったことで多くの方が帰省や旅行に出かけたりと集客が読めない中、早々に満員御礼キャンセル待ちとなった。

 

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今回のライブで一番心に残ったビヨークの『Unravel』。

売れる曲の法則ではなく宇宙の法則で書かれたような名曲中の名曲。

ビヨークの包み込むようなボーカルを表現するベースはまさに小宇宙で、その法則を紐解くならばたった一つであるということ。

よくある音ならばわざわざここに足を運ばなくても他でも聴けるが、唯一無二の鳥越ワールドはわざわざ足を運ばせる。

聴き手を選ぶライブとも言えるだろうが、聴き手を選ぶからこそお盆の時季でも早々に満員御礼となったのだろう。

 

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昨年の投稿で小柳ゆきさんとの動画がバズっていると書いたが、その時の曲『廻廻奇譚』を含む Cover Album『RARE TASTY』が8月2日にリリースされた。

 

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こちらの曲名も『unravel』だが、ビヨークではなく凛として時雨のカヴァーで、その圧倒的な歌の力はビヨークに引けを取らない。

クレジットは〖小柳ゆき Cover〗となってるが、小柳ゆきトリオと言って良いほどの関係性とそれぞれの信頼感が伝わってきて、鳥越さんのベースも冴えまくっている。

Official髭男dismやMrs. GREEN APPLEといった現在を歌うだけでなく、浅川マキ、谷山浩子といった昭和のダークサイドからの秀逸な選曲はリスペクトされている方々なのだろう。

そして、名古屋では10月15日に日本特殊陶業市民会館ビレッジホールでリリースライブが開催される。

おそらくアルバムに収録されている7曲の他にも数曲は披露していただけるだろうし、その選曲も楽しみである。

これはもう足を運ぶしかない。