necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

渡辺翔太+マーティ・ホロベック『Song for the Sun』発売記念ライヴ

 

2022.8.17 THE WIZ 渡辺翔太(pf) マーティ・ホロベック(b)

マスクをしていても首元がほっそりされたように見える翔太さんと、昨年のジャズコネクションのTシャツを着てさりげない名古屋愛がうれしいマーティ。

 

 

『Song for the Sun』レコ発ツアーの初日の1曲目、翔太さんから「アルバムに収録されている『HOPE』という曲をお聴きください」と一言、演奏がスタートした。

 

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その瞬間『Hope』のジャケットが頭に浮かんだ。

テリエ・ゲヴェルト(b) とクリスチャン・ヤコブ(pf) のDUOアルバムで、二人の会話はため息がでるほど美しく心潤す名盤である。

もしかしたらこのアルバムがお好きなのかな?と思った。

 

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濃密で心通い合う今宵のライブも心潤す素晴らしさで、美しさに溢れながらもドラムレスを感じさせないビート感やうねるような躍動感もあり、翔太さんのピアノは淀みなく、マーティのベースもよく歌っていて、絡み合いながら漂う音色にただただ息を飲むばかり。

 

 

翔太さんにフェイスラインがスッキリしていることをお尋ねすると、意識してダイエットはしていないそうだが少し体を鍛えいるとのことで、基礎代謝がアップしているのだろう。

食事制限をしなくてもスッキリできるのは若さ故であり羨ましい。

私は絶賛減量中だが、おっさんになると週に5日必死に自転車を漕いでも微々たるほどしか体重は減らず、夜な夜なキャベツとサラダチキンの日々を過ごしている。

なのでカプレーゼがこの日の夕食。

ミニトマトモッツァレラチーズは今宵のDUOのように瑞々しく相性抜群で、一緒に食べると食感の違いも楽しめてWIZでの定番になりそう。

 

 

ほぼ『Song for the Sun』からの選曲で、全曲オススメなのでアルバムをぜひ聴いてもらいたいという想いが伝わってくるこれぞレコ発といったライブだった。

そして、ラストは更に前を向いて「アルバムに収録されていない曲で昨日書き上げたばかり」と翔太さん。

ポルトガル語のタイトルは日本語で「駆け巡る夏」を意味しているとのことで、キラキラした真夏の太陽を思わせるナンバー。

季節としては真夏の暑さから残暑に移り変わる頃だが、二人の熱い夏はこれから始まる。