2021.1.4 MOVIX三好
予告編を観たとき「これはないな」と思った。
でも、好きな小説がどう料理されたのかは気になるところでもある。
案の定、尾ひれだけでなく翼まで生やして、原作とはかなり違う話になっていたし、大阪なのに標準語だし。
もちろん実写版とも別物。
しかも設定まで変えていて、原作では恒夫は社会人になったばかりでジョゼは生活保護を受けていているのを、学生の恒夫がバイト代をもらってジョゼの世話をするとは...あり得ん。
昭和の話を令和に変換して、鑑賞してもらうターゲットを考えるとこうなるんだろうな。
MOVIX三好に行った際は『ナビィのパン』で一服するのが決まり。
リーズナブルでほっとする美味しさ。
その前のスペースに先日ブログに書いた『AWAKE』の劇中で使用された将棋代差しロボット『新電王手さん』が展示されていた。
性能だけでなく機能美も追及したフォルムで、アームの先のグリップバーで駒を挟んで隣の駒に触れることなく打ち、駒を回転させ成り駒もできる。
この『新電王手さん』も見どころのひとつ。
対局のシーンでは DENSO のロゴが赤く光ってやたらと目立っていたが DENSO の本社はMOVIX三好の三好市の隣の刈谷市にある。
そう言えば、刈谷市の刈谷日劇で、2020年映画マイベスト10に挙げた『二人ノ世界』の愛知で二度目の上映が決まった。
永瀬正敏特集ということで見逃していた『さくら』が上映されるのもありがたい。
もう一人の主演、土居志央梨さんは2020年だけでなくオールタイムでもベストの演技だった。
NHKの連続テレビ小説『おちょやん』にご出演中だが、スクリーンでの次回作も待たれる。
上映期間は1月15日~1月28日なので、是非。
ジョゼコーヒーの栄子さんにもこの作品の話をして興味を持たれていたので教えてあげなくては。
ブログの『ぐるり』は映画『ぐるりのこと。』からつけられた。
昨年ご覧になられた映画についても書かれているが、ベスト3渋すぎです。
石若駿さんのアルバム『SONGBOOK』から青羊さん(けもの)作詞・ボーカルの『ジョゼ』をリクエスト。
おそらく、アニメを鑑賞される方の多くは原作である田辺聖子さんの小説は未読であろう。
確かに原作から言えばあり得ない部分もあったが、一つのアニメ作品ということで言えば十分に楽しめた。
小説では虎は恐怖の対象であったが、アニメでは檻の中から出られない虎をジョゼが自分と重ね合わせていたように思えたし、小説では海を見たのは2回目としか書かれていないが、1回目はそういう解釈ですか、なるほど。
田辺聖子さんも空の上で微笑んでおられるだろう。