necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

リング・ワンダリング 刈谷日劇

 

2022.5.6 金子雅和監督 『リング・ワンダリング』 刈谷日劇

 

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以前の投稿で「もちろん私も刈谷日劇へ足を運ぶ予定である。」と書いた通り、刈谷日劇へ。

5月8日の金子監督の舞台挨拶の日に行きたかったが都合が合わず、その代わりに草介や銀三がニホンオオカミを探し歩いたように、いつもは車で行くところ自転車で向かうことにした。

 

 

『瀬戸万博記念公園 愛・パーク』より出発。

秋にジブリパークができる『愛・地球博記念公園 モリコロパーク』じゃないです。

 

 

こちらが『愛・地球博記念公園』。

正面入り口は大工事中のため、公園西駅口にて。

 

 

20kmほど漕いで『オールドカフェ』にて昼食。

 

 

 

たらこスパゲッティのランチ、美味しかったです。

1時間くらいのつもりが、先日の海野雅威さんのライブなど三浦マスターとのジャズ談議で30分もオーバーしてしまった。

 

 

オールドカフェから9kmほど行って、『刈谷日劇』に到着。

これでニホンオオカミに会うための汗はかいたと自己満足の充実感に浸った。

 

 

ポップコーンと聞いたことのないエナジードリンクで200円也。

スナック類やドリンクはすべて100円で、シネコンだとそこそこするのでまず購入しないが、ここではマスト。

 

 

2回目の鑑賞は初回に増して楽しむことができた。

シアターカフェでのトークでも少し今作品に触れられ、主人公が漫画を描く部屋の作り込みなどについてお聞きし、それを踏まえてのリピートだったが、何度もリピートされる方の気持ちがよくわかる。

作り込みの深さがあるからそこ映像からパワーが伝わってくるのだろうし、観るたびに新たな発見があり、そのパワーは絶対にスクリーンで観るべきである。

 

 

シアターカフェでは、ひとつお聞きすれば10倍返ししていただけるほど真摯で丁寧なお答えいただき、SNSに書けないようなオフレコトークもあったりして、刈谷日劇でもきっと興味をそそられるお話がお聞きできると思うので、5月8日はぜひ刈谷日劇へ。

 

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金子監督が出演者について語られているが、この動画で触れられていない長谷川初範さんと片岡礼子さんも早い段階で決められていたのではないかと思う。

長谷川さんは前作『アルビノの木』の罠猟師役を連想させ、前作を上回る凄みに圧倒され、ひとり雪道を進む姿に涙を誘われた。

片岡さんはその場の雰囲気を支配してしまう存在感はいつもながらで、朴訥とした安田さんとのバランスも絶妙であった。

 

 

その片岡さんが主演された『あした、授業参観いくから。』を前日にシアターカフェで鑑賞した。

 

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『あした、授業参観いくから。』+ 安田真奈監督ショートフィルム選で上映され、初日の舞台挨拶に足を運びたかったが、最終日の前日になんとか滑り込むことができた。

台本上は同じ台詞でもそのニュアンスは家庭の数だけあって、その情景が何度も繰り返されるワークショップ的な作品であるが、教師の側にもドラマがあり、じんわりとする仕上がりになっている。

繰り返される台詞以外の会話は抑えられていて、映像でそれぞれの家庭の事情を想像させる濃密な23分間であった。

また何処かでアンコール上映があるのかな。

上映後の片岡さんのメッセージ映像も素敵で、5月8日の母の日の前に観られて良かった。

 

 

安田監督からのお心遣いもうれしく、ココアシガレットをいただいた。

 

 

鑑賞後、刈谷日劇からつながる商店街にある『蛸のてこ』で、洋食焼広島風・豚イカそば麵入りで、帰りの燃料を注入。

 

 

帰りはちょっと道を間違えてしまい遠回りをして38km漕いだ。

大府市の看板を見たときは、あれっ?と思って、引き返したときに危うく刈谷市に戻りかけて『リング・ワンダリング』するところだった。