necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

Remboato 『星を漕ぐもの』リリース ツアー 2022

 
2022.6.22 Mr.Kenny′s
Remboato 『星を漕ぐもの』リリース ツアー 2022
 藤本一馬(g) 栗林すみれ(p) 西嶋徹(b) 福盛進也(ds)
 

 
福盛さんが2020年に設立されたレーベル nagalu から2021年12月にリリースされた『星を漕ぐもの』。
東京では昨年コットンクラブにてリリースライブが開催されていたが、漸く名古屋にも来ていただいた。
 

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リリースライブの場合、CDはライブ会場で購入することにしているので、ライブでお聴きした曲をCDで聴き直すというパターンになるが、今回はリリースされてから半年の間があったため、3月の西嶋さんとすみれさんのDUOライブの際に購入。

じっくりと聴き込んでから足を運んだ。

1stステージの4曲目までMCなしで、どっぷりと Remboato の世界に浸ってほしいといった構成。

4曲目が終わったところですみれさんがマイクを手にしてメンバー紹介をしたあとに「リーダーはいません」と一言。

2枚組のアルバム全10曲中、一馬さんと西嶋さんが3曲ずつ、すみれさんと福盛さんが2曲ずつ作曲をされていて、全員で持ち寄った場合、大抵はバラエティーに富むアルバムになるところだが、どの曲も同じ方向を向いて漕いでいる。

すみれさんの『Keep A Beautiful Tree In Your Mind』はギターとベースのDUOで、すみれさんは弾いていないが、この曲に限らず、自分が演奏したいというより、このメンバーで音にしたい、他のメンバーに奏でてもらいたいという共通の想いがまず先にあるからだろう。

リーダーがいないという言葉に深く納得した。

 

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西嶋さん作曲の『千鳥の空』。

CDで聴き込んでいたもののライブでの臨場感と奥行きは別物で、そのボートは別空間に誘ってくれる。

空と言っても晴れやかな印象ではない。

甘やかな美しい憂鬱を呈した薄曇りの空で千鳥は力強く羽を広げていた。

Remboato は束の間の休息であり、時の芸術でもあり、生きていることの尊さをも確かめさせてくれる。

 

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アルバムからの曲が並ぶ中、すみれさんの新曲も2曲披露され、そのうち昨年末にこの世を去られたピアニスト Walter Lang 氏に捧げる曲を 2nd のラストに演奏された。

すみれさんと福盛さんとの出会いは Walter  氏が橋渡しとなっていたそうで、それがなければ Remboato もこの日のライブも無かったかもしれない。

私は福盛さんのトリオで1度だけお会いしたことがあり、彼の奏でる音や穏やかな笑顔から伝わってきた優しさが思い出され、すみれさんの想いは美しいメロディとなって Walter に届いただろう。

 

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5月に一馬さんと伊藤志宏さんのDUOに足を運んだ際に一馬さんのサインをいただき、あとは福盛さんからいただくだけと書いたが、無事に福盛さんからもサインをいただいた。

 

 

それぞれに日付を書いていただいたおかげで「ちょっといいな」と、ひとり悦に入りながら自宅でアルバムを聴き返した。

アルバムの内容はもちろん、ジャケットやインデックスなども拘り抜いていて、福盛さんの辞書には「妥協」という文字はないのだろう。

作品に対する愛情は計り知れない。

7月8日 (金) にライブの予約を入れている『Ein.』は福盛さんが立ち上げたもうひとつレーベル S/N Allianc karatsm からリリースされていて、こちらも聴き込んでから行こうと思ってカウンターに並んでいるCDを眺めると残念なことに置いてなかった。

もしかして手元にお持ちかと福盛さんにお聞きしたところ「今日はそのCD持ってきていないんだよね」と言ったあとにおもむろにスマホで誰かに連絡を取り始めた。

 

 

しばらくすると『Ein.』のリーダーでギタリストの森下周央彌さんがCDを持ってお店にやって来られた。

「ウーバーミュージックかよ」と驚いている私に対し、してやったりの笑みを浮かべる福盛さん。

関西の方なのに何故?と思ったら、靑猫で7月8日のライブの打ち合わせをされていたそうだ。

千鳥足とまではいかないが、イイ感じに出来上がっているご様子で、何処かで飲んでおられたのを中断して来ていただいたのかな。

配達ありがとうございました。

 

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こちらは Remboato より更に道程は長く、レコーディングから約2年を経過しての待ちに待ったリリースツアーである。

緻密に構成されたジャンルを超越する唯一無二のサウンドに時の経過を忘れて深夜まで聴き入った。

先ほど周央彌さんのことをギタリストと書いたが、コンポーザーやアレンジャーとしてもとんでもない才能の持ち主で、ジャケットのデザインまでされているスーパーリーダー。音の響きに拘ってスタジオではなく百年前の紡績工場の跡地で録音されたそうで、それを確かめる目的もあって靑猫に行かれたのだろうか。

ライブ前に繰り返しじっくりと聴き込んでから伺いたい。

どんなライブを聴かせていただけるのか、楽しみでならない。

AVOCAD BOYS × 一寸先闇バンド Wリリースライブ

 

 

AVOCADO BOYS  ×  一寸先闇バンド

O.A. おーたけ@じぇーむず

会場 K.Dハポン

日時 2022.07.16 (土)

   OPEN 18:30 START 19:00 

料金 2500円 +1drink

ご予約は各出演者かKDハポンまで。

 

K.Dハポンでもお馴染みの洗練されたオシャレなPOPを聴かせてくれる『AVOCADO BOYS』と、東京で話題沸騰中の『一寸先闇バンド』との対バンを企画させていただいた。

 

 

一寸先闇バンドは6月4日と5日に開催された『SAKAE SP-RING』 (サカスプ) で名古屋初登場し、湯が沸くほどの熱いライブを聴かせてくれたばかり。

会場となった 栄R.A.D はビルの6階にあり、当日エレベーターは使用不可とのことで、階段を上がらなければなかった。

えっちらおっちら息を切らしながら6階に上がるとお客さんは片手で数えられるくらいで「上がって来るだけで疲れるよね」とvo&gtのおーたけ@じぇーむず (じぇーさん) が声をかけてくれた。

前のバンドのライブが終わったばかりなので、まだこれから来ていただけるとは思うが、名古屋でほぼ無名のバンドを聴くためにわざわざ6階まで階段を上がって来るか?

他に10ヶ所以上の会場で、地元の人気バンドや知名度のあるバンドがやっている中、不安しかなく、それはじぇーさん達も同じだったであろうが誰もその事は口にしなかった。

 

 

それでも開演時間には予想に反して?会場はいい感じにお客さんで埋まりMCで「思っていた10倍来ていただいた」と、じぇーさん。

「初めて一寸先闇バンドのライブに来た人」と、挙手をお願いしたところ、9割ほどが初一寸先で、それに加えて東京や大阪から駆けつけた熱心なファンの姿もあり、激アツなライブになったのは集まってくださったみなさんのおかげとばかりに深々と頭を下げるメンバーの姿が印象的だった。

ほぼ無名だと思っていたのは私だけで、耳の早い名古屋の音楽好きは良いバンドはきっちりチェックしている。

ライブ終了後の物販で話を聞いていると、コピーバンドをしている学生さんもいるらしい。

 

 

一見すると情け無用の闇金の取り立て屋のようだが、実は人情派のじぇーさん。

アボカドのメンバーの写真を送ってチラシの作成をお願いすると、自分達がメインであるにも拘わらず、タイトルも構図も色もアボカドがメインになっていて、オープニングアクトの自分の名前はちっさ過ぎ。

一寸先メインでオープニングアクトも全面に出すように変更をお願いしようかと思ったが、じぇーさんの人の良さが伝わってくるチラシだったのでこのままでOKにした。

 

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チラシでは申し訳程度の扱いだが、じぇーさんのソロも度肝を抜かされるカッコ良さなのでオープニングアクトから盛り上がること間違いなし。

 

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『一寸先闇バンド』と聞くとコロナ禍を反映しているように思えるが、バンドを結成したのはコロナ禍になる一寸前なのでコロナとは一切関係ない。

コロナはひとつの例に過ぎず、いつどこで何が起きてもおかしくなく、私たちは確かなものなどなに一つもない世の中をかろうじて生きている。

一寸先に何があるのかわからない暗闇を生きていくには一歩一歩足元を見るしかなく、何事も「ステップ バイ ステップ」である。

「いつの間にか はみ出した 生き方さえ 誰かのまね」

誰かと比べて神経を擦り減らしても時間がもったいないだけ。

「憧れているのさ 自分の意志で たまたま何かに似てるだけ」

今立っている場所からの一歩は唯一無二であり他と比べようがない。

「ねえほらよく見て 足元がお留守になっていませんか 一寸先は闇さ 生き延びるたびに思い知る」

闇を歌う音を聴きにいらして下さい。

闇を照らす光を感じるはずです。

 

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7月13日にリリースされる一寸先闇バンド初の全国流通版となる『ルーズ』。

発売日から3日後のリリースライブとなるが、3月にライブの日程を決めた際にはまだ発売日は決まっておらず、ライブの候補日がいくつかある中で決めた日がたまたまベストの日となった。

 

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AVOCAD BOYS も5月18日に『Rainbow』が配信リリースされたばかりなので、Wリリースライブということでよろしくお願いします。

 

若手監督応援上映会 vol.4 at シアターカフェ

 

2022.5.28・29 シアターカフェ 若手監督応援上映会 vol.4

 

 

関東から「わかな会」の小松代表、関西からは「中之島映画祭」のスタッフ月島さん、若手監督を応援されているお二人が名古屋のみなさんにどうしても観ていただきたいという作品を持ち寄っていただき開催された若手監督応援上映の4回目。

 

Aプログラム

『あのこを忘れて』谷口雄一郎監督 木村梨恵子さん

『8月2日の約束』『かたつむりぼうやとしあわせのしずく』望月亜美監督 森恵美さん

 

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『あのこを忘れて』谷口雄一郎監督

応募総数233作品の中から審査を通過した8作品を上映した中之島映画祭でグランプリに次ぐ優秀賞を獲得されたが、逆にこの作品を抑えてグランプリを獲った作品があるんだと驚いた。

先日足を運んだインディーズバンドのコンテストと同様、観客の投票のみで順位を決めるシステムはわかりやすくて良いし、予約不要で入場無料みたいなので、来年のGWは大阪へ行こうかな。

ある病気の特効薬の副作用で特定の人を忘れてしまうのだが、その相手に彼女だと嘘をつき、子供がいたことを隠し、嘘をついた方つかれた方それぞれのやさしさに涙。

帰り道で無性にプリンが食べたくなったのでセブンイレブンでネーミングに惹かれて「きみだけのプリン」を購入したが、プリンを食べる度に思い出すであろうあのこの表情は忘れられそうにない。

 

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『8月2日の約束』望月亜美監督

八王子short film映画祭の企画コンペで通過した6作品のひとつで、完成に向けてのクラウドファンディングに少し支援をさせていただいた作品。

制作費は掛かるだろうし題材も難しい思うが「皆が避けて通るところを敢えて挑戦しています。」という一文に惹きつけられ、その心意気と意義はスクリーンからも伝わってきた。

史実に基づいた八王子空襲を題材に、認知症になって家族や日常の出来事を忘れるようになっても、記憶からなくなっていたはずの大切な人への想いはもっと深いところに刻まれていて、戦争は戦場だけで起きているのではなく、終戦しても終るものではないことを痛感した。

 

Bプログラム

『コーンフレーク』磯部鉄平監督 GONさん

『名探偵一色誠シリーズ』一田久作監督 田中裕士さん

 

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『コーンフレーク』磯部鉄平監督

音楽の夢を追いかける男と保険外交として日々働く女、同棲した7年間のうちにたくさんの隙間がてきてぐだぐだの関係だが、別々の夜を過ごしたことによりお互いに関係を見つめ直す。

それぞれに悩みを持ち、これからついて考え、一歩踏み出す人々と、生活感溢れる大阪の街が魅力的に描かれていて、エネルギッシュ。

バンドを続けているのではなくやめられないというのは自主映画もそうであろう。

 

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『名探偵一色誠シリーズ』~踊る殺人試験~ボクシングジム殺人事件~オカルト殺人事件~ 一田久作監

古畑任三郎と小見門研介を合わせたような推理と早口は切れ味鋭く、2分間で難事件を解決するので予告は8秒。

『ボクシングジム殺人事件』にご出演された田中裕士さんが肩にしているチャンピオンベルトは本物で、なんと元WBC世界バンタム級ユースチャンピオンとのこと。

それを踏まえてもう一度予告編をどうぞ。

 

Cプログラム

『明けない夜とリバーサイド』夏衣麻彩子監督

『フカミおじさんとホシノおじさん』芦原健介監督 星野恵亮さん

『タイトル未定。』山場雅監督

 

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『明けない夜とリバーサイド』夏衣麻彩子監督

大須にじいろ映画祭」「知多半島映画祭」「あいち国際女性映画祭」など、夏井監督は愛知県とのご縁があり、元々地元である近藤笑菜さん演じる主人公はウエディングプランナーに憧れ、愛知から上京して弟の部屋で同居するが、ウエディング業界も新型コロナウイルスの影響を受けて思うようにならない。

弟の出す水平思考問題がストーリーに絡む展開が秀逸で、凝り固まった思考がほぐされた。

「夜が明けない」と思っている方にそっと寄り添いやさしく語り掛けくれる作品。

池袋シネマ・ロサにて 8/6(土)〜8/12(金)の公開が決まったそうなので是非!超オススメです!

 

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『フカミおじさんとホシノおじさん』芦原健介監督

 

 

本邦初公開の『フカミおじさんとホシノおじさん』は動画も写真もなかったので、先日シネマスコーレで鑑賞した『その神の名は嫉妬』(ニース国際映画祭2022にて外国語映画最優秀脚本賞受賞) を貼り付け。

どちらの作品もキャスティングが絶妙だと思っていたら芦原監督曰く「俳優さんは常に見ているからオーディションはしていない」とのこと。

この役はだれがいいのかピピっとくるらしい。

たしかに星野さんはまり役でした。

『明けない夜とリバーサイド』と同じ川沿いでのおじさん同士のやり取りのが本当にどうでもよくて、姉弟のやり取りとは真逆で、でもそれがツボに嵌って、ある意味セットで観られてラッキーだった。

 

『タイトル未定。』岡ゆきの・山場雅監督

女子高生の卒業と成長をミュージックビデオ調で撮った作品。

まず歌詞を伝えておき、後半でそれを曲に乗せることによって、より言葉が突き刺さってきた。

曲も良かったし、ファッションやデザイン性も見どころ。

 

Jプログラム

布瀬雄規監督ミニ特集上映会

過去参加監督近況報告

じゃんけん大会

 

 

布瀬雄規監督や野本梢監督などなど、シアターカフェでお馴染みの監督やスタッフの方からのメッセージが届き、近況報告ではみなさんお元気そうで何より。

座談会では舞台挨拶ではお聞きできないような、谷口監督のイ・チャンドン監督愛や、芦原監督は全裸監督ならぬ全裸俳優だったなど、ぶちゃっけ話に盛り上がった。

正座されている一田監督の衣装チェンジもお人柄が伺える。

 

 

じゃんけん大会では、望月監督の深大寺そばをゲット。

「ロケ地のそば屋さんですか?」とお聞きすると「違いますよ」ということで、なぜそば?

きっと望月監督は大のそば好きなのだろう。

 

 

2日目、2階の上映スペースに入るとシネマスコーレで絶賛上映中の『犬ころたちの唄』の前田多美監督がチラシを配られていた。

どうやらシネマスコーレで舞台挨拶があるらしく、その前に寄られたようだ。

チェックしていた作品だったので、舞台である広島の横川について少しお聞きさせていただいた。

それにしても、前田監督の爽やかな笑顔とチラシとのギャップはバリあるけん。

 

Dプログラム

『マニブスの種』芦原健介監督

Surface』谷口雄一郎監督 今野ゆかさん

『のこされたもの』望月亜美監督

 

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『マニブスの種』芦原健介監督

差出人不明の封筒の中に入っていた種を育てると手のようなものが生えてきて、その手のようなものは思いも寄らないな行動をとる。

予告編やオープニングの感じからして、オカルト映画だと思っていたら意外や意外の展開で、私の郵便受けにもこの種が届かないかな。

 

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Surface』谷口雄一郎監督

先日鑑賞した『あした、授業参観いくから。』と同様なワークショップ的作品。

人気少女漫画家の不倫をSNS上で誹謗中傷した人々と弁護士とのやり取りが次々と繰り返される。

弁護士は同じ内容を繰り返すが加害者たちの言い分は千差万別で、ラストはまんまとしてやられた。

 

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『のこされたもの』望月亜美監督

じゃんけん大会のそばはこちらの作品に因んでいたのだと納得。

冒頭の数分間で喪失感からボケてしまう話かと思ったが、喪失感からの立ち直りを描いていた。

前もって覚悟ができているよりも突然亡くなった場合の喪失感の方が大きいだろうが、いつまでも元気だろうと思うのではなく、元気なうちに何でもいいからできることはしておいた方がまだ救われる。

先日、80歳になる母と演歌のコンサートを聴きに行ってきた。

 

 

映画はたまに一緒に行くが (シネコンに一緒に行って別々の作品を観ることもある)、コンサートは小さい頃に行った長島温泉 (現ナガシマスパーランド) での鶴岡雅義と東京ロマンチカ 以来かな。

いただいたそばは母と食べたいと思います。

良いものをありがとうございました。

 

Eブロック

『午前三時の料理店 (レストラン)』『さよならウエディングドレス そして、またいつか』一田久作監

『マイ・シェアメイト』夏井麻彩子監督

『TWILIGHT』磯部鉄平監督

 

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『午前三時の料理店 (レストラン)』一田久作監

予告編で「ふたたび3時に開く」としかないが、3時からのメニューは1品のみで、そのメニューは私は食べたことあるかなぁ?といったメニュー。

その理由と、ラストシーン前での一田監督の拘りに、ユーモアだけでなくヒューマニズム溢れる作品も撮られるのだと、三谷幸喜さんを感じた。

 

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『さよならウエディングドレス そして、またいつか』一田久作監

『8月2日の約束』と同じく八王子short film映画祭で上映され、日本閣特別賞を受賞した作品。

ちなみに『8月2日の約束』は審査委員特別賞受賞を受賞されている。

八王子日本閣という結婚式場が映画祭の特別協賛をしており、出会い・愛・結婚、をテーマにするなどの応募条件もあるらしいが、その条件を満た上でさらに八王子をアピールしていて、かなり奇天烈なストーリーに一田監督の思考は自由過ぎるだろう。

確かに予告編を観ただけではさっぱりわからないと思うが、気になった方は6月16日(土)に岐阜のMKE映画祭で上映されるので、是非!

www.mke-cf.info

 

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『マイ・シェアメイト』夏井麻彩子監督

シアターカフェが白壁に移転する前の大須でも鑑賞しており、2018年の大須にじいろ映画祭でグランプリを獲得した作品。

大須にじいろ映画祭はレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダー、の尊厳を尊重するLGBT系の映画祭だが、声高に主張するのではなく、さらりと美しい表現になっている。

『明けない夜とリバーサイド』でも主演されている近藤笑菜さん、スゴイです。

 

『TWILIGHT』磯部鉄平監督

主演の栗生みなさんのファンが客席の半数を占め、早々に予約で満席となったEブロック。

彼女の楽曲『卒業写真』から生まれた作品だそうだ。

一緒に卒業することができなかた高校時代の親友の死を引きずり、願いを書いて一緒に埋めたソフトボールのことを思い出し廃校になった母校に行くと、辺り一面を掘り起こしている少年と出会う。

ふたりを包むトワイライトは花束のようだった。

 

 

AプログラムからEプログラムまで完賞したので、監督や出演者のみなさんのサインが入った色紙をいただいた。

監督さん7名と出演者にスタッフを合わせた13名のみなさん、わざわざ名古屋までお越しくださりありがとうございました。

さすがの目利きが選んだだけあってどの作品も素敵で濃厚な2日間でした。

監督さん達や作品との出会いに感謝で、今後もチェックさせていただきます。

でも、まだコンプリートじゃないです。

 

 

6月3日『犬ころたちの唄』の最終日にシネマスレコーレに行くと、ん?前田監督が入口の前に立っておられた。

上映期間中ずっと名古屋に滞在されていて、毎回舞台挨拶に立たれてそうだ。

まーじーかー、そんな監督初めて聞いたわ。

パンフレットは町田康さんや加藤ひさしさんとの対談にシナリオ、横川のロケ地マップもある超豪華版。

CDも深夜兄弟の他、のっこん、はらっぱ、などなど、横川にどっぷりと浸させてくれる。

今から翌日より公開される茨城へ向かわれるとのこと。

まーじーかー。

 

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『君がいる、いた、そんな時。』の迫田監督、『彼女のは夢で踊る』の前川監督、そして前田監督、他にも広島でご活躍されている監督さんを知っているが、みなさんの作品からは広島愛が溢れていて、ロケ地を訪れたくなる。

ご当地映画ではなく地域密着型映画と言えるが、なぜ広島でそのような作品が多いのか。

カープファンもそうだが、広島の地元愛は特殊なように思える。

音楽とドキュメンタリータッチの映像がマッチしていて、ラスト30分間の長回しには驚いた。

肝が据わっているし、とんでもない監督になりそうな予感。

 

 

横川は名古屋で例えれば今池といった感じだが、映画鑑賞後に今池から南へ行った吹上にある鑪ら場へ、自転車漕ぎ太郎してギターの弾き倒し絶叫を聴きに向かった。

ドッグフード買い太郎さんは広島から来ておられるし、犬だし、3匹とも良かったし。

 

 

カウンターに置いてあるCDを見たら、『犬ころたちの唄』の主演をされているミカカさんのオムニバスアルバムだった。

ポスターも貼ってあったし、映画とのコラボなのだろう。

 

 

これで、コンプリート。

第5回も楽しみにしています。

 

エマージェンザ・ジャパン 2022 セミファイナル

2022.5.21 渋谷 eggman 

エマージェンザ・ジャパン 2022 セミファイナル

 

 

エマージェンザ・ジャパン とは、日本一のインディーズ・ライブ・アーティストを決めるコンテスト型のフェスで、優勝すれば世界一の道へと通じるドイツの野外フェスへの切符を手に入れることができる日本代表の決定戦である。

ライブの開始前にMCのお二人から投票方法についての説明があった。

オンラインでの視聴者は一番良かったアーティストに1票のみ投票することができ、入場者は良かったと感じたアーティストが複数いれば何度でも挙手することができて挙手は2票にカウントされるとのこと。

 

 

コロナ禍によって音楽業界も大きな痛手を受けたが、よりその痛手を受けたのはインディーズに属するアーティストなのかも知れない。

インディーズ=アマチュアではなく、私が7月に名古屋にお呼びする『おーたけ@じぇーむず』も應武商店という家内制インディーズながら音楽一本で生計を立てている立派なプロミュージシャンであり、彼女のようなアーティストもいっぱい存在する。

メジャーよりもライブに重きを置かざるを得ないインディーズアーティストだが、中には2年以上ぶりのライブとなったバンドもあり、そのバンドは「現状ではYouTubeが命です」とも言っていた。

 

 

会場では何度でも挙手できるということだが、推しアーティストが居ればそれ以外のアーティストに挙手しないことが常套手段ではある。

でも、本気のライブを目のあたりにしたら、そんなことは言えない。

こちらも本気でお聴きしなければ失礼になる。

この日の出演アーティストは8組で、推しの『加藤伎乃』さんの他、『戎屋聖一郎』さん、『KOJI The Planet Stoned Plus』の計3組のアーティストに挙手させていただいた。

北海道から来られた戎屋さんはアコーステックギターを膝の上で横にして両手でタッピングをする奏法で、音作り、テクニック、クリアで美しい響きに釘付けとなった。

KOJI The Planet Stoned Plus は、退廃的で中毒性のある音と存在感に圧倒され、サンダーバードを弾くyumikoさんもいちいちカッコ良く、無料配布されていたCDもゲット。

 

 

この日と翌日の配信で聴いた中では伎乃さんと『RYSM』のボーカルの方は群を抜いていた。

前のバンドの雰囲気が残っている中、やりにくだろうなと思っていたが、一瞬にして自分の世界にしてしまう歌唱力。

ライブ終了後、「お客さんの反応良かったね」と声をお掛けすると、「外人さん達に助けられた」と伎乃さん。

外人さんとはこの日最初のステージに立たれた『Cambur』のメンバーとその友人たちで、競争相手でも良いと感じれば理屈抜きに応援し盛り上げてくれるのが音楽の素敵なところ。

投票の結果、伎乃さんは決勝に進めず残念だったが、Twitterでは「またリベンジするぜーい!」と切り替えておられた。

 

 

ただ観客の立場から言わせていただければ、日程や出演順が投票結果に影響した部分もあったのかなと感じた。

6回に渡って行われた準決勝で48組のうち上位9組が決勝に進めるわけだが、1位から3位までが最終日の5番目から7番目にかたまっており、8番目も6位に入っていた。

この日の7番目に演奏したダントツ1位となった『RYSM』は会場に入れないファンがいたほど圧倒的な人気で、それを裏付ける実力はスバ抜けていたし、普段の活動の賜物であるが、その前後のバンドも恩恵を受けた形になったように思える。

会場に居る絶対数が多ければ挙手での投票が多くなるのは当然である。

先ほどの多国籍バンド『Cambur』のとき客席はスカスカの状態で、後方からでもよく見えた。

私が足を運んだ日で決勝に進出したバンドは挙手した『KOJI The Planet Stoned Plus』と『Kazari』の2組だが、帰りの新幹線の時間があり『Kazari』だけ見られず、決勝はその2組に注目したい。

 

 

伎乃さんと会場の外で話をしていた時にスラっとした男性が伎乃さんのCDを購入され、チラッと見たら角野隼斗さん (かてぃんさん) によく似ていたが、まさかお忙しいであろう世界的な音楽家がインディーズロックのコンテストを聴きに来ないだろう。

本人も似ているのをわかっていてかなり寄せている感じだった。

 

 

JR渋谷駅にドアラがいると思ったらバカリズムさんだった。

こっちもよく似ている。

 

 

でも、あまりにも似ていたのでまんまん万が一と思って、かてぃんさんのTwitterを見ると「でます!!!生放送!!!」とつぶやかれていた。

生放送があったNHKはeggmanからすぐそこで、会場を出られた時間とリハーサルの時間もぴったり合う。

ひょえー!本物のかてぃんさんでした!

かてぃんさんが伎乃さんのCDを買われたんだ。

スッゲー!!!

maiko 🤝 黒沢綾 2022 Tour Hand in Hand

2022.5.19  Doxy    maiko 🤝 黒沢綾  2022 Tour Hand in Hand

maiko(vl)   黒沢綾(vo,pf)

 

 

2020年から、ふと、一緒にやり始めたばかりのDUOで、今日の名古屋、20日の浜松、22日には神戸へと、念願の初ツアー。

ツアータイトルとなった『Hand in Hand』は、maikoさんがピアニストの松本圭司さんから教えてもらった曲だそうで、綾さんとのDUOにいいんじゃないかと連絡したところ、たまたま綾さんもこの曲を前日にガッツリ聴かれていたとのこと。

その曲は、チンペイ、べーヤン、キンちゃんのアリスのではなく、エルヴィス・コステロのでもなく、アルメニアのアーティストの曲だそうだ。

 

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ヴァルダン・オヴセピアン(pf) & タチアナ・パーハ(vo)。

1度聞いただけでは覚えきれん名前だと思っていたら、安田さんからアーティスト情報がメッセンジャーで送られてきた。

安田さん、ありがとうございます。

 

 

5月22日(日) のお昼に神戸100BAN HALL でこのライブの主催をされていて、名古屋にも足を運ばれていた安田さん。

ライブ終了後、その素晴らしさに神戸での成功を確信されて満面の笑み。

私としてもたまたま前回の投稿でアレニ・アグバビアンについて書いており、アルメニアアメリカ人であるアレニのボーカルはアルメニア民族音楽に由来していて、ここ数日彼女のCDをガッツリ聴いていたこともあり、まさにツボに嵌ったライブだった。

フライヤーのイメージ通り、ヴォイスが伴奏に溶け込むような淡い水彩画を思わせる音は、微妙な濃淡を繊細に表現し、色の調子に変化をつけながらさっと筆を走らせているようだった。

油絵とは違い塗り直しは利かない。

 

 

こちらもたままた前回の投稿で書いた藤本一馬さんと伊藤志宏さんの話題も出て、音色的にはそのライブを受けての続きを演奏されているようであり、おっさん達が背後霊のようにおふたりを見守っているようでもあった。

セカンドステージの冒頭の2曲、バイオリンとヴォイスのみによる対話はシンプルな構成(やっていることはメチャクチャ高度)だからこそ無限の広がりを感じ、思考を超えて潜在意識に深く沁み込んだ。

 

 

こちらはCDではなくmaikoさんのグッズであるコースター。

けっこうな厚みがあり白雲石が使用されていて吸水性に優れているとのこと。

風呂上がりにキンキンに冷えたハイボールを作って置いたところ、グラスの外側にできた水滴はみるみるうちにコースターに深く浸み込んだ。

                               

一馬×志宏 Live Tour 2022

 

2022.5.11 ジャズ茶房青猫  一馬×志宏 Live Tour 2022

藤本一馬(gt)   伊藤志宏(pf)

 

 

ブログのひとこと説明で「ジャズを中心に雑食」と書いているが、その表現は正確ではなく、私がよく聴いているのは往年のジャズファンからはジャズではないと言われることもあるドイツのレーベルECMに代表される耽美系のジャズで、正確に書くならば「ECMを中心に雑食」となる。

そのECMを名古屋で聴くならば『ジャズ茶房青猫』しかない。

ジャズ喫茶と言えばレコードをイメージされるだろうが、ECMの音はレコードに合わないということから青猫に置かれているのはCDのみでシステムもECM仕様。

プリアンプ、パワーアンプ、プレーヤーはスイスのハイエンドブランド『ゴールドムンド』で、それに組み合わせるスピーカーはECMを代表するアーティスト、エバーハルト・ウェーバーの曲を聴き比べして選んだ『JBL Project K2 S9800SE』が鎮座する。

打ちっ放しのコンクリートによるほの暗くひんやりとした空間もマスターの拘り。

 

 

名古屋で演奏するならここしかないと口を揃えるDUOが奏でるのは日本人の美意識。

前回のライブではウェヴニールのファーストアルバムに収録されている『天つ風』に加え「雲の通ひ路」と「吹きとぢよ」をイメージした『風韻』『風彩』をお聴きしたが、今回はいよいよ美しい天女の舞いを描いた一首全編が曲に出来たとのことで、8年の歳月を掛けて完成させた拘りはプロの美意識。

 

 

「しばしとどめむ」をイメージした『風影』に、ツアー初日のこの日が初披露となった『乙女の姿』。

志宏さんの月の光のような硬質なピアノが乙女を照らし、一馬さんのそよ風のようなギターがその影を揺らす。

先日、奈良公園から自転車を漕いで明日香村に行った帰り道、その美しさに思わず息を呑んだ飛鳥の棚田の風景が思い出され、それを天空の果てに浮かぶ雲がら眺めているような穏やか気持ちに浸った。

「天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ」を続けてお聴きしたいが、演奏する方は大変であろう。

 

 

ようやく入手した志宏さんのソロピアノライブ『水無月陰陽ー陽ー』と、一馬さんのサインが加わったRemboatoの『星を漕ぐもの』。

3月に栗林すみれさんと西嶋徹さんのサインをいただいており、あとは4人が揃う6月22日のミスターケニーズで福盛進也さんからいただくだけで、その福盛さんはECMからリーダーアルバムをリリースした日本人として二人目のミュージシャンである。

 

 

ライブ終了後、マスターから「ECMのクリアファイル手に入れた?」と聞かれ、何のことかわからなかったが、対象商品であるSHM-CD化されたECMの21世紀注目作品全20作などを購入するといただけるらしい。

それの発売開始が5月11日って、今日初日だし、マスター早っ。

その20作品を見たところ、アヴィシャイ・コーエン(ベースではなくトランペットの方)、アーロン・パークス、シャイ・マエストロ、ティグラン・ハマシアンなど、納得の名前が並び、その中にアレニ・アグバビアンを見つけた。

 

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ティグラン・ハマシアンのグループでお聴きしていて、ティグランの来日公演でアレニは来日されず残念だったが、透明感のある歌声に魅了されその頃いろいろ検索したがティグランのアルバム以外で日本で購入できるアルバムを見つけることはできなかった。

2019年にECMからデビューアルバム『Bloom』をリリースされていたとはまったく知らず、こまめなチェックは大切である。

 

 

5月14日にタワーレコード名古屋近鉄パッセ店でアレニのアルバムを購入し、クリアファイルもゲットできた。

 

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そのとき大阪在住のリスナー仲間の大澤さんから、テスラスーパーサミットで名古屋にいますとの投稿があった。

コロナ禍になってからお会いできていなかったので、久しぶりにご挨拶したくイオンモール熱田に向かった。

 

 

テスラが100台以上並び、ナンバーを見ると大澤さん以外にも遠方から来られている方は多いようだ。

大阪大学名誉教授の職をご退任され悠々自適な日々を送られているのかと思いきや、ボランティアで教壇に立たれているとのこと。

若い人に教えることができるのは金銭には変えられない特別なことなのだろう。

赤いテスラがお似合いです。

運転席にも座らさせていただいたが、ハンドル周りの操作はすべてタッチパネルでこりゃスゲー。

 

 

大澤さんに撮っていただいた一枚。

同じ赤色のアメリカ車、ダホン。

私の甲斐性ではテスラは無理だが、エコという意味ではダホンが優っている。

 

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テスラのオーナーさんのみなさんの愛車への拘りは他の車種のオーナーとは違うように感じ、ECM好きと通じる特別なものがあるようだ。

 

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自宅に戻ってアレニをお聴きした。

心揺さぶる歌声は21世紀のECM20作品に選ばれるべくして選ばれたと言っていい。

靑猫で聴くのが楽しみである。

青猫は名古屋ICから近いので、大澤さんも名古屋に来られた際にはお気に入りの一枚をお持ちいただけたらと思う。

リング・ワンダリング 刈谷日劇

 

2022.5.6 金子雅和監督 『リング・ワンダリング』 刈谷日劇

 

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以前の投稿で「もちろん私も刈谷日劇へ足を運ぶ予定である。」と書いた通り、刈谷日劇へ。

5月8日の金子監督の舞台挨拶の日に行きたかったが都合が合わず、その代わりに草介や銀三がニホンオオカミを探し歩いたように、いつもは車で行くところ自転車で向かうことにした。

 

 

『瀬戸万博記念公園 愛・パーク』より出発。

秋にジブリパークができる『愛・地球博記念公園 モリコロパーク』じゃないです。

 

 

こちらが『愛・地球博記念公園』。

正面入り口は大工事中のため、公園西駅口にて。

 

 

20kmほど漕いで『オールドカフェ』にて昼食。

 

 

 

たらこスパゲッティのランチ、美味しかったです。

1時間くらいのつもりが、先日の海野雅威さんのライブなど三浦マスターとのジャズ談議で30分もオーバーしてしまった。

 

 

オールドカフェから9kmほど行って、『刈谷日劇』に到着。

これでニホンオオカミに会うための汗はかいたと自己満足の充実感に浸った。

 

 

ポップコーンと聞いたことのないエナジードリンクで200円也。

スナック類やドリンクはすべて100円で、シネコンだとそこそこするのでまず購入しないが、ここではマスト。

 

 

2回目の鑑賞は初回に増して楽しむことができた。

シアターカフェでのトークでも少し今作品に触れられ、主人公が漫画を描く部屋の作り込みなどについてお聞きし、それを踏まえてのリピートだったが、何度もリピートされる方の気持ちがよくわかる。

作り込みの深さがあるからそこ映像からパワーが伝わってくるのだろうし、観るたびに新たな発見があり、そのパワーは絶対にスクリーンで観るべきである。

 

 

シアターカフェでは、ひとつお聞きすれば10倍返ししていただけるほど真摯で丁寧なお答えいただき、SNSに書けないようなオフレコトークもあったりして、刈谷日劇でもきっと興味をそそられるお話がお聞きできると思うので、5月8日はぜひ刈谷日劇へ。

 

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金子監督が出演者について語られているが、この動画で触れられていない長谷川初範さんと片岡礼子さんも早い段階で決められていたのではないかと思う。

長谷川さんは前作『アルビノの木』の罠猟師役を連想させ、前作を上回る凄みに圧倒され、ひとり雪道を進む姿に涙を誘われた。

片岡さんはその場の雰囲気を支配してしまう存在感はいつもながらで、朴訥とした安田さんとのバランスも絶妙であった。

 

 

その片岡さんが主演された『あした、授業参観いくから。』を前日にシアターカフェで鑑賞した。

 

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『あした、授業参観いくから。』+ 安田真奈監督ショートフィルム選で上映され、初日の舞台挨拶に足を運びたかったが、最終日の前日になんとか滑り込むことができた。

台本上は同じ台詞でもそのニュアンスは家庭の数だけあって、その情景が何度も繰り返されるワークショップ的な作品であるが、教師の側にもドラマがあり、じんわりとする仕上がりになっている。

繰り返される台詞以外の会話は抑えられていて、映像でそれぞれの家庭の事情を想像させる濃密な23分間であった。

また何処かでアンコール上映があるのかな。

上映後の片岡さんのメッセージ映像も素敵で、5月8日の母の日の前に観られて良かった。

 

 

安田監督からのお心遣いもうれしく、ココアシガレットをいただいた。

 

 

鑑賞後、刈谷日劇からつながる商店街にある『蛸のてこ』で、洋食焼広島風・豚イカそば麵入りで、帰りの燃料を注入。

 

 

帰りはちょっと道を間違えてしまい遠回りをして38km漕いだ。

大府市の看板を見たときは、あれっ?と思って、引き返したときに危うく刈谷市に戻りかけて『リング・ワンダリング』するところだった。