necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

西山瞳 ピアノソロ

f:id:necojazz:20201227164400j:plain2020.12.25 新栄 Lamp

2020.12.26 京都 Nam Hall

 

毎年、年に2回は定期的に名古屋に来ていただいている西山さんだが、今年は無理かなと思っていた年の瀬のクリスマスにようやくお越しいただいた。

おそらく名古屋でのソロピアノは初めてではないかと思う。

(何人かの方からご指摘いただき2回目でした。私もその場にいましたがどーもすみません)

会場は初めてのランプ。

コロナでなければなかった取り合わせは新鮮さを感じた。

場所と楽器が変われば音楽も変わる。

 

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今年リリースされたソロピアノアルバム『Vibrant』。

イタリアの名器 Fazioli F212 を渋谷ホールで響かせた美しさに包まれる感覚は西山さんの旋律とタッチの美しさとの相乗効果によって途轍もなく心地良い。

照明を落として音に集中してじっくりと浸るアルバム。

そう言えば、コロナ禍で廃業してしまった名古屋ブルーノートはジャズクラブで初めて Fazioli を置いてジャズ界隈では話題になったが、あの Fazioli はどうしているのだろう。

ライブを聴いてアルバムを手にしてもらうという意味ではソロライブになったのは良かったし、ランプのお客さんで初めて西山さんを聴かれたという方も居られたのではないかと思うが、知ってもらうという意味でも良かったのではないか。

 

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アルバムの制作にあたって20曲くらい録られたそうだが、ライブではアルバムでボツになった曲も弾かれた。

ボツになったと言っても曲の良し悪しではなくアルバムを通して聴いたときのバランスで選曲されているので曲単体としてはすこぶる良さ。

炎の揺らめきを感じた音はアルバムにはマッチしていなかったかも知れないが、ランプの空間ではマッチを擦ってともした灯りのように心を揺らしてくれた。

ライブ終了後はマスターとゆっくりと話をされたそうで、またランプでもお聴きできそうだ。

 

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毎年恒例の年末最終土曜日のナムホール1F ナムサロン。

これを聴かなければ年を越せない。

前日のランプでのライブが、愛知県の時短要請により途中で換気をしながらの90分1ステージでMC少なめだったが、この日はMCもたっぷりとお聞きできた。

コロナ禍で閉店してしまったライブハウスへの想いや、コロナ禍でのミュージシャンのモチベーションなど、そうなんだと思う部分も多々あった。

 

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初めてのハコとホームと言えるサロン、アップライトとグランド、怪しい匂いの夜と健全な雰囲気なお昼、無骨なマスターとジェントルマンのオーナー、いろんな意味で対照的な感じを受け、同じ曲も違って聴こえて趣があった。

ナムサロン名物のフリードリンクとフリーお菓子がコロナ禍でなかったのか寂しかったが、2021年の最終土曜日にはフリードリンクとフリーお菓子がありますように。