necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

坂田明奈『Sister A.K.N~episode one~』発売記念関西ツアー

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 2021.5.2.  Mr.Kenny's  坂田明奈(as) 坂本竜太(b)

 

 SNSを通じて知り合った馬渕さんが50の手習いでサックスを始められ、その腕前をセッションで披露するまでになった姿をFacebookで拝見したが、同年代の私の目には滅茶苦茶カッコよく映った。

その馬渕さんが大絶賛する初代の師匠が坂田明奈さん。

こんな投稿を読んだら行かない訳にはいくまい。

 

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でも坂田姓のアーティストは坂田明さんも含め、髪に特徴があるなぁと見ていると、ん?あの人とちょっと雰囲気似てない?と思って検索したら、ビンゴ!スウェーデン在住のピアニスト坂田尚子さんの妹さんだった。

姉妹揃って、スゲー!

コロナ禍によって尚子さんの日本でのソロピアノツアーは中止になってしまい、神戸Born Free へ行く予定にしていただけに残念だったが、コロナが落ち着いたらまたお待ちしております。

そして明奈さんは名古屋初登場で、初物好きとしてどんな音を聴かさせていただけるのかとワクワクしながら足を運ぶと、当然のように初物好きブラザーズの山田さんの大きな背中が特等席にあった。

 

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新型コロナの影響で奈良と大阪のライブが7月に延期になる中、ケニーズのみ延期公演とは別に開催していただき感謝である。

サックスとベースのDUOライブを聴くのはおそらく初めてで、コロナ禍でなければあり得なかったであろう、ある意味貴重なライブ。

ファンキーでアグレッシブなナンバーではPCのバンド音源と超テクニカルな坂本さんのベースに乗って吹きまくるコロナをふっ飛ばすほどのパワーに圧倒されながらも馬渕さんが好きだと言った音に集中した。

サックスの音色には個性が色濃くでるが、明奈さんのそれは人間が見ることのできる最高温度の紫の炎で、心の芯まで燃やし尽くされるほどに響いてきた。

『Nearness of You』や『Lawns』といったスタンダードのバラードでは打ち込みなしで、サックスとベースが絡み合う美しさはアメジストの透明感か。

ふたりが向き合うように演奏されたのは演出ではなく自然な動きだったのだろう。

 

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CDのジャケットもフライヤーの写真もPVも、ちょっと睨みを効かせた感じだったので、話し辛い方かと思いきや、ステージでのいきなりの弾け具合と笑顔での面白トークによって、実際にお会いする前と後では好感度がグーンと上がった。

 これはギャップ戦略にまんまと嵌ったのか?

 

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ラスト前1曲、健人さんのトロンボーンが加わりファンキー度が加速してカッコイイ。

そしてラストのアルバムタイトルナンバー『Sister A.K.N』でフルスロットル。

マンボウでなければこのままアンコールに突入するところだが、20時閉店をキッチリ守ってのアンコールなし。

その分は7月18日(日)のバンド編成ライブで!

初物好きの山田さんも大満足のグッドサインを出されていた。

 

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この日はもうひとつ楽しみがあって自宅に帰って情熱大陸『動物彫刻家・はしもとみお』を観た。

情熱大陸で涙が出たのは初めてかも。

5月9日(日) 22:59 まで TVer で見逃し配信を視聴できるので、ほんわかしてください。

 

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名古屋に初めて『けもの』をお呼びして企画した『けものとポチの音楽会』で、みおさんの彫刻を何匹かお借りしてライブ会場に展示させていただいた。

そして、この日のお昼に1年4ヵ月ぶりの企画が正式に決まりました。

詳細はもう少しお待ちいただくとして、坂田明奈さんのライブの1週間前、7月11日(日) 18:00~のご予定を空けておいてください。

今回も名古屋初の方をお呼びして、他ではまだやっていない企画となりました。

自信をもってオススメできるので、初物好きの山田さんも是非!