2021.5.17 STAR☆EYES 渡辺翔太(pf) マーティ・ホロベック(b)
マスクを外して爽やかなスマイルを見せてくれたマーティ。
トレードマークのお髭とやさしい目元から、中日ファンならあの助っ人を思い浮かべる方もいるだろう。
中日ドラゴンズオフィシャルサイトより
新型コロナウィルスの影響で来日が遅れたマイク・ガーバー。
ライブ当日現在の成績は練習不足もあって、46打席で45打数7安打、打率1割5分6厘、ホームラン0本、三振18。
そしてこの日1軍選手登録抹消となった。
3年連続首位打者というドラゴンズ史上最強の助っ人アロンゾ・パウエル打撃コーチの推薦を受けての入団で、左のパウエルという触れ込みだっだけに今のところ残念な成績だが、パウエルも最初から打てたわけではない。
まじめそうな方なので見ていて悲壮感さえ感じるが、実力を発揮するにはまずはメンタルから立て直して、夏くらいから活躍してもらえればと期待している。
オーストラリア・アデレード出身のマーティ。
2015年の初来日の際に日本のジャズシーンに魅了され、翌年またその次の年も来日して、2018年には移住を決められた。
ベースの腕前はもちろんではあるが、仲間との良い出会いや日本のジャズシーンに馴染んだことがご活躍されている一番の要因と言えよう。
ご本人はカタコトと謙遜されているが、ジョークを交えてのすべて日本語でのMCは言葉以上に伝わってくるものがあったし、1曲目の『ドタキャン』など、オリジナルも日本語から発想した曲が多く、ベースラインは造詣深くインテリジェンス。
マーティのリーダートリオ『Trio I』のCDを購入したかったが持ってくるのを忘れたそうで、とりあえずHPで聴かさせていただいた。
『Nakano no Yuki』は、中野のユキさん?中野の雪?
マリリン・マズールを思わせる幽玄的で緩やかな有機的ジャズに様々な景色が見えてくる。
『Shouga Aru』の牧歌的なやさしさに日本人の心を感じるのは私だけではないだろう。
複雑ではあるが決して難解ではなく耳を虜にする絶妙な塩梅の一枚。
いつもだけど石若さんがイイ仕事をされている。
ライブでの渡辺翔太アレンジの『Smile』は圧倒的だった。
多くのアーティストがそれぞれのアレンジで取り上げているが『Take Five』と言えばハクエイ・キムさんが思い浮かぶように、私の中では『Smile』と言えば翔太さんである。
DUOでのレコーディングも決まったそうで益々のご活躍が楽しみである。
7月11日の梅井美咲さんとの2台ピアノはまだ何も決まっていないそうだが梅井さんとの『Smile』も聴いてみたいなぁ。
マイク・ガーバーも日本の野球に馴染んでガンバレ!
応援してます!