necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

香嵐渓サイクリング & 花の木(リベンジ)

 

2022.11.21 香嵐渓サイクリング & 花の木 (リベンジ)

名古屋市千種駅から香嵐渓の先、鳥料理の花の木まで、往復93.92kmのライド。

 

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香嵐渓はもちろんだが、一番の目的は昨年断念した花の木へのリベンジ。

しかも昨年60kmに設定したコースを100kmに増量しての倍返しだ!

そして、今回はいつものドラゴンシェフに加えて、スターアイズのイケメンサックスボーイじゃすてぃん君との3人旅。

 

 

じゃす君とはジブリパーク (モリコロパーク) で合流。

ロードバイク乗りとは聞いていたが、おしゃれ Bianchi のチェレステカラーが青空のような笑顔と良く似合う。

芸能人でロードバイク乗りと言えば安田大サーカスの団長か鶴見辰吾さんだが、鶴見さんの著書『気がつけば100km走ってた』に「キズは誇り、汚れは恥」とあり、そのお手本みたいにフレームだけでなくチェーンもピカピカに光っていた。

見習わなければ。

そして、大遅刻したおじさん達をピカピカの笑顔で向かえてくれて、どっちが年上かわからん。

ピカピカの18歳は香嵐渓の先の激坂も走破している強者なので、おっさん達のペースに合わせてもらうのは申し訳ないということで、先頭で自分のペースで走ってもらい、あらかじめ決めておいたポイントで待ってもらうことにした。

 

 

快調に走るじゃす君になんとか付いて西広瀬駐車場の休憩所に到着したが、ハンガーノックで早くもガス欠ぎみ。

ハンガーノック - Wikipedia

ダイエットのため16時間プチ断食をしていて、夜8時から翌日のお昼12時の間は食事を取らないようにしているのだが、前日はマキタスポーツさんのライブからマキタスポーツさんの舞台挨拶付上映会に行って、上映終了時間が夜の8時をまわっていたので夕食は取らず、朝はバターコーヒーを飲んだだけだった。

お昼まではもつだろうと高を括っていたが、ちょっとヤバそう。

 

 

猿投グリーンロードを力石ICで降りて153号線をしばらく行くと、香嵐渓の2km手前から渋滞していてその脇を快適に走った。

今更ながら、平日でこの込み具合なら土日に車で行くのは考えものである。

平坦な道を走っていたおかげか、ハンガーノックは大丈夫そうで何とか香嵐渓に到着した。

じゃす君はまったく息は上がってなく、余裕しゃくしゃく。

ドラゴンは離れながらもしっかりと追いついてきて、クロスバイクで大健闘。

さあ、ここからは4kmの上り坂。

上っても、上っても、先は上りしか見えず、10%以上はあろう勾配が延々と続く。

さすがにこの坂ではじゃす君に付いていけず徐々に離されていくも、必死に漕いで背中が見える位置をキープする。

赤信号で止まっているじゃす君に追いついて「あとどのくらい?」と聞いたら「もう少し」とのことだった。

青信号になってしばらく漕いでもまだまだ上りしか見えず、安田団長の著書『ヒルクライム入門』に「サイクリストの”もう少し”は信用するとイタイ目にあいます」と書いてあった通り。

「どこがもう少しやねん」と、心の中でぼやいていると急に体が動かなくなった。

意識も少し朦朧としてきて、完全にハンガーノックの症状である。

何度も足を着こうかと思ったが、気力なのか、根性なのか、アホなのか、本当は直ぐに休憩しなければならなかったが、今にも止まりそうになりながら耐えに耐えた。

 

 

すると、かなり後方にいたはずのドラゴンにも抜かれてしまったが、抜き際の「鶏の看板が見える」との言葉に視線を上げるとゼロになっていた電池がひとメモリだけ充電された。

 

 

花の木に着いて、座敷に上がるため靴を脱ごうとして座ると、まったく動けなくなり、体内でエネルギーが作られるまで数分間じっと待ち、糖分を摂るため久しぶりにコカ・コーラを飲むことにした。

じゃす君と乾杯してコップのコーラを一気飲みすると、大袈裟に言うとしたら、生きている実感みたいなものを感じた。

悪魔的に美味い。

 

 

こちらは正当な美味しさ。

全員が焼きとり定食 (丸焼きの半身) を注文して、じゃす君だけご飯大盛。

もも肉、むね肉、手羽など、それぞれの部位の違いを楽しめ、皮はパリパリ、身はジューシー、スパイスも最高。

無言でしゃぶりついた。

是非また食べに来たいと思ったが、その際はもちろん車で。

唐揚げやもも焼きなど、テイクアウトもできるし。

 

 

行きはあれだけ苦労したのに帰りはあっという間に香嵐渓に戻ってきた。

本当ならゆっくりと紅葉の中を散策したいところだが、ドラゴンシェフとじゃす君は17時からスターアイズでの仕事があり、ここから眺めるだけとなった。

この日に決めた時点では2人とも休める予定だったが、なぜか勤務となり、その連絡を受けたときは当然取り止めになるだろうと思ったが、「17時頃までにスターアイズに戻るのは可能でしょうか?」とのメッセージにマジ⁉️と驚いた。

 

 

鶏肉パワーで帰りの長い上りも羽ばたくようにペダルを回し(ウソ)、予定よりも早く(ホント) ジブリパークまで戻ってきた。

途中でじゃす君にちぎられてしまったことは言うまでもないが、なんとか付いていこうとした結果である。

仕事の打ち合わせで、疲れきった表情のドラゴンに対し、朝の待ち合わせた時と同じ爽やかな笑顔のじゃす君。

 

 

じゃす君とはジブリパークでお別れ。

お仕事お疲れ様です。

じゃす君の先導がなければ花の木に辿り着けなかったかもしれないし、おかげで充実したライドになり感謝です。

ありがとうございました。

ここからおっさん2人となり、ドラゴンは一度家に帰ってから出勤するということで漕ぎ出したが、あまりののろさに「えっ、もうこんな時間?」と、直接スターアイズに向かわれ、ひとりでスタート地点に戻りゴールした。

リベンジしてやったぜ。