2021.11.11 香嵐渓
前回の知多半島1周で初の100km越えをして自信を持ったドラゴン服部シェフから「次は鶴舞公園から香嵐渓の往復100kmのコースで、鳥料理店花の木にも寄りたい」とのリクエストをいただいた。
ドラゴン、あまーい!
これまでは平坦な道が多いコースだったが、香嵐渓に向かう猿投グリーンロードは長久手からは上るか下るかのどちらかで、同じ100kmでもこれまでのように甘くなく、しかも香嵐渓から花の木まではひたすらキツイ上りが続く。
なので八草からの60kmコースにした。
グリーンロードは何度か曲がったり階段の上り降りが必要なため車内で動画をみてもらいレクチャーしながら八草へ向かい、途中カフェヨシノ長久手店でモーニング。
自転車で香嵐渓に行った気分になれる動画。
大変参考になりました。
スタートは八草ICの近くにある瀬戸万博記念公園 愛・パーク。
愛・地球博記念公園 モリコロパーク(ジブリパーク)ではありません。
八草ICでドラゴンに「最初に少し下ってからしばらく上りが続くけど、上り切るまでは一本道だから先に行っていて」と説明するとかっ飛んで行った。
ボクサー並みの7%以下という体脂肪率を活かして軽々とガンガン坂を上って行く。
対する私は健康診断で生活習慣病予備軍のお墨付きをいただいたメタボなのでちょっと遅れて坂を上り切るとドラゴンがいない。
レクチャー通りに行ってくれていればいいが、嫌な予感。
上り切ったあとは長い下り坂で爽快なのだが、帰りはこの坂を上らなくてはならいなと思うと憂鬱な気分が勝る。
途中で動画の通り左の脇道に入って休憩スペースの西広瀬駐車場に到着すると案の定ドラゴンの姿はない。
ドラゴン、やっちまったなー!
連絡を取ってみるとひたすら真っ直ぐ走っていたので戻るように指示して脇道に入るところを説明するもなかなか来ない。
どうやら今度は戻り過ぎたらしく、脇道に入るところがわからないみたいなので迎えに行くことにした。
さっき下ったばかりの憂鬱坂を引き返して坂の頂点で落ち合った。
1時間以上ロスしてしまった。
グリーンロードから国道153号線に入り旧駅舎を改装したカフェでお茶をする予定だったがこの日はお休みで、あとで調べたら営業日は土日のみとのこと。
おれ、やっちまったなー。
豊田の酒蔵、蓬莱泉(ほうらいせん)の看板。
入手困難でも有名な名酒「空」。
飲んだことは数えるくらいだが、果物を思わせる甘さと角のないやさしい飲み口に後味もスッキリして、まじ美味しい。
また飲みたいなー。
香嵐渓に到着。
まだ緑の部分も多く、見頃は月末辺りかな。
でも、コントラストのある風景も悪くない。
昼ごはんもコントラストが映えるアジアンスタイルあゆごはん。
これを食べたあとに花の木に行きたいというドラゴンだったが、検索したところ4kmちょっとで300m上っているというなかなかの勾配。
現状の疲れと帰りの道のりを考えて却下した。
来年再チャレンジしよう。
食べ歩きをしていると「空」の甘酒を発見。
空は酒粕も手に入りにくいそうで、期間限定とか、他では売っていないとか、そういう言葉にも弱く頂いたところ、こりゃ美味い。
これから香嵐渓に行かれる方、オススメです。
ちなみにアルコール分は1%未満なので、カップ1杯では飲酒にはなりません。
自転車を漕いでいて息が上がって来たとき、毎回頭の中では東京事変の『閃光少女』がリピートする。
「明日まで電池を残す考えなんてないの」と歌詞にあるが、この日はスマホの充電が切れてしまい道のりのデータは前半のみ。
行きだけで39.46kmになっているが、ドラゴンを迎えに引き返した距離も含んでいるので、往復では70kmくらいといったところ。
帰り道、西広瀬駐車場で一休み。
憂鬱坂を上るためのエネルギー補給でシリアルチョコバーを食べている間にドラゴンに先に行ってもらった。
ドラゴンは後半にガタンとペースが落ちるのがわかっていたので、3分くらいの差なら八草ICまでに追いつけると思っていが、『閃光少女』をリピートしながら必死に漕いでもドラゴンに追いつくどころか背中すら見えない。
ドラゴン、とうとう覚醒したか?
やっとの思いで八草ICに着いたがドラゴンの姿はなく、車のところまで行ったのかな?と、愛・パークに行ってもいない???
車のエンジンんを掛けてスマホを充電するとドラゴンからのメッセージがあった。
「リーダーごめんなさい。
また迷ってしまったので八草駅に向かいます🙇♂️」
八草駅に移動して待っているとしばらくしてドラゴンがやって来た。
どうやら途中のICで降りてしまったようだ。
そりゃ、背中も見えないわけだ。
帰りの車の中で「痺れた」「痺れた」と、何度も何度も30回くらい繰り返すドラゴンに笑えたが、真っ暗の中での知らない道に確かに痺れただろうな。
お疲れさまでした。
20歳と27歳ならあの程度のアップダウンはへっちゃらだったと思うが、如何せん50歳と57歳、電池は使い果たした。
前回の投稿では映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」に共感したことを書いたが、今回は「ボクたちはみんなおっさんになってしまった」と痛感した。