necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

Trussonic 『Mind Universe』  Morphine Desert 『Tales of the Desert』

 

2022.2.27 ロジウラのマタハリ月曜レコード俱楽部

 

 

北川とわさんのSNSなどでお知らせされているので、ライブを楽しみにしておられた方はご承知されていると思うが、Morphine Desert  1st Album 『Tales of the Desert』発売記念ライブツアーが、とわさんの体調不良により中止となった。

まずはゆっくりとご養生ください。

 

 

それもあって、レコードプレーヤーを持っていないため未聴だった(CDは拝聴している)、Morphine Desert に改名する前のバンド Trussonic のLP 『Mind Universe』を持ってロジウラのマタハリ月曜レコード倶楽部へ。

 

 

マタハリで掛けていただこうと思ったのには他にも理由があって、『Mind Universe』にゲスト参加されているバイオリニストの壷井彰久さんはマタハリ大須に移転する前の名古屋駅西口にあったお店で何度もライブをされていて、オーナーのりりこさんに聴いていただきたいこともあって。

 

 

そのことをりりこさんにお伝えすると、前日に壷井さんからツアーに関するご連絡があったとのこと。

少し前にはツアーで東京から大阪に移動する際に途中下車されて、わざわざ大須まで来られたそうである。

「もう少しお客さんの様子を見てからライブを決めたいけど、こういうのを聴くとやりたくなるよね」と、りりこさん。

こちらも焦らずゆっくりと決めていただけたらと思う。

 

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壷井さんのバイオリンもキラリと光る『Airglow』に「この曲の好き!」「とわさんが作曲されているの?」などと、かなり気に入っておられた様子であった。

 

 

後日、Morphine Desert 『Tales of the Desert』をジャズ茶房靑猫で鑑賞した。

ナカガワ暢さんデザインのジャケットに五島昭彦さんによる録音と、私の大好きが詰まったアルバムである。

金田式のワンポイント録音による卓越した職人技は、良いシステムで聴くと更に臨場感が増し、暢さんが描いた砂漠へと心はワープする。

 

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『Starry night』の溝口恵美子さんのvoiceは、悠久の時を超えて太古の風が吹き渡るようで、神々しささえ感じる。

満天の星が砂漠に降り注ぐ幻想的なアレンジに、ピアノは星の煌めきの様。

 

 
京都玉露に映る電球に月の砂漠を思い浮かべる。

とわさんの体調が回復されて、ライブを再開される際には、サハラ砂漠だろうと東京砂漠だろうと、何処へでも伺いたいと思う。

 

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Trussonic がまだ名古屋に来られる前、とわさんをご紹介していただいたTrussonic 初代ドラムスの橋本学さん。

しばらく音楽活動を休止されていたが、この度クラシックピアニストの福井真菜さんとのDUO『Manna&Mana』を結成して活動を再開され、 ファーストアルバム制作プロフジェクトのクラウドファンディングを立ち上げられた。

世界中のCDを見ても、クラシックピアニストとドラマーの共演はないそうだ。

 

 

私が初めて行った学さんのライブは、マクロビカフェ空色曲玉での調理器具を駆使しての発酵系ソロドラムライブで、その奇抜さに耳を疑った。

横顔がかなりお若い。

 

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その後、浜松の丸喜屋商店で料理とのコラボライブ『ごはんの時間』をされるなど、既成概念を打破する自由な発想には毎度驚かされているが、今回のDUOも学さんらしいし、学さん曰く「人類史上初の冒険」、とても楽しみである。

クラウドファンディングではレコ発ライブチケットを購入して、希望の会場は Studio R でお願いした。

砂漠とはまったく違う豊かな自然が溢れる長野県原村にお伺いする。

お昼のライブで、東京や名古屋からでも日帰りできるのでよろしければ。

天気が良ければお昼のライブが終わったあとも原村でゆっくりし過ごして、6等星まで見えるという「星降る里」の満天の星の下で『Starry night』を聴いてみるのもいい。