necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

ナイアド ~その決意は海を越える~

 

2023.10. センチュリーシネマ 『ナイアド ~その決意は海を越える~』

 


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来年の7月で60歳になるが、自分としてはまったく実感は無いし、年齢はただの数字であって老化は人それぞれだと思っていても、60という数字は意識してしまう。

ダイアナ・ナイアドは28歳の時にキューバからフロリダまで約180kmを泳ぐという前人未到の偉業に挑戦するも失敗に終わるが、60歳の誕生日に再挑戦を決意してトレーニングを始め、引退後30年以上経った61歳になってリベンジに挑む。

なぜ30代や40代ではなく、60歳でその思いに至ったのか、60歳が近づいた身としては痛いほど理解できる。

「あなたは何をしようとするの?一度きりの貴重な人生で」

メアリー・オリバーの詩の一節が私に問いかけてくる。

 

 

61歳でのリベンジは叶わなかったが、その後も挑戦をやめず、2013年64歳でのチーム一丸となっての5度目の挑戦に、やはり事実の凄さは小説の比ではない。

ストーリー的にはスポ根映画の王道だが、先日鑑賞した『グランツーリスモ』と同様に実話だと説得力が全く違うし、ナイアドを演じたアネット・ベニングとトレーナーであり親友のボニーを演じたジョディ・フォスターの老いを隠さず老いを跳ね返す力強さに説得力は増し、事実に基づいた過去のトラウマは説得力に深みを与え、この歳にして観るべくして観た作品。

エンドロールでの本人登場のお約束も、アネットはナイアドでありジョディはボニーそのもので恐れ入った。

 

 

鑑賞後にロジウラのマタハリへ行き、月曜レコード倶楽部で映画のオープニングで流れた『サウンド・オブ・サイレンス』を掛けていただいた。

サイモン&ガーファンクルの他にもジャニス・ジョプリンニール・ヤングなど、アラカン世代にはじーんとくる選曲。

マタハリの女主人りりこさんも12月の末に60歳になるそうだ。

 

 

26日にイオンシネマ長久手でも鑑賞していたのでレコードを持参したのだが、長久手では公開初日なのに上映は9時15分からの1回だけだった。

Netflix の作品なので配信がメインであることから、パンフレットは無いし、上映館数や上映回数は少ないし、上映期間も短いのは残念で、大海原で泳ぐナイアドの勇姿は絶対に大きなスクリーンで観るべき。

プールのようなちっちゃい画面では伝わらないものがある。

Netflix の配信は11月3日から。

 

 

月に一度の体組成計の測定結果。

 

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筋トレ開始初日から、体重-2.7kg、筋肉量+1.1kg、体脂肪率-4.8%。

先月から、体重+0.6kg、筋肉量+1.3kg、体脂肪率-1.4%。

食事とトレーニング内容を試行錯誤しながら4ヵ月継続してきたが、ようやく自分に合ったやり方が見えてきた感じがする。

それでも、三角筋上腕二頭筋上腕三頭筋の仕上がり具合は、ジョディ・フォスターのそれには到底及んでいない。