2020.7.12 大阪 本町 ミュージックスポット燈門 久家菜々子(fl,pf) 清野拓巳(gt)
昨年10月にお聴きして、またお邪魔したいと思っていが、今回を逃しても次は近々あるだろうと伺う予定ではなかった。
ライブ当日の朝、何気にお店のスケジュールを見ていると、
えっ9月で閉店?
まさか...新型コロナウイルスの影響か?
今日行かないと次はないかも。
9時58分だけど間に合うのか?
お店の電話はすでにとっぱらってあるみたいだ。
「今から行きますが、予約をしていないので満席でしたら返信お願いします。」
と、久家さんにメッセージを送って車を走らせた。
13時29分、開演時間の1分前に到着。
ホッとしてカウンターに座るとお隣に知った顔が。
前回のブログで書いた trussonic 神戸ライブの主催者、安田さんではあーりませんか。
安田さんのお眼鏡にかなったライブにハズレなし。(写真は失念)
同じく前回のブログに載せたニューヨークチーズケーキの写真があまりにも残念な感じだったので、ドラゴンシェフからスターアイズのゆりゆりさんが撮られた写真が送られてきた。
この日のライブにこれが出てきたらイメージが合う。
花・草・月など、音の存在を自然と一体化したような世界。
久家さんが1年間、音楽から離れて工房へ弟子入りし、没頭された草木染。
化学染料にはないキッチリと割り切れない色に心惹かれ、その色が音とリンクした『in the gray』。
グレーは植物を煮出したときに最初に出るベーシックとなる色だそうだ。
どんな色でも受け入れるグレーな旋律。
昨年10月のライブに持って来られる予定だったが、CDではなく不在通知が届いていたため持って来られなかった清野さんの最新作『Piled Distance -Book Apple 2-』を購入。
コロナ禍で時間があったということもあり、このアルバム以降に作られた曲も何曲か演奏された。
先月出来上がった一番新しい曲『Jun Bells』。
赤毛のアンの中に出てくる花だそうだ。
この花に目が行く清野さんの繊細な感性が可憐に鳴った。
よく煮込まれたスパイシーなカレー。
もう1回くらいは食べられるのかなと思ったら、どうやら移転されるみたいで、そこでも食べられるだろう。
このDUOもそこでお聴きできる様子。
店名も変わるとのことで、確かに燈門が閉店することは間違いないが...
でも、この空間でお聴きできるのは最後だったので、伺えて良かった。
せっかく大阪まで来たのだからと、JR津田駅から徒歩30秒のところにある PACIFIC SUN に寄った。
まったく面識のないお店だったが、クラウドファンディングで少し支援させていただいた。
24歳で起業して1周年を迎え、常連のお客様も徐々に増えてきたところでのコロナ禍。
ここで終わらせたくないという必死の想いが伝わって来た。
お腹が空いていたので看板メニューの津田バーガーをお目当てに伺ったが、売り切れにつきケーキのテイクアウトのみとのこと。
ショーケースのケーキもいくつかの種類が売り切れていて、津田バーガーを食べられなかった残念さより、ホッとした気持ちが勝った。
また津田バーガーを食べに寄ります。
チーズケーキとほうじ茶のロールケーキを購入したが、晩飯前のケーキは如何なものかということで、ケーキをお土産にして、奈良の友人にお好み焼きを付き合ってもらった。
この日の朝、奈良でお好み焼きを食べることになるとは、草の露ほど思わなかった。