necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

『TayuTou2』CD発売記念ライブ

 

2025.5.30 SATIN DOLL 『TayuTou2』CD発売記念ライブ

山下真理 (vib) 土屋絢子 (voice) 福冨博 (gt) 則武諒 (ds)

 

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8年振りのCDということで、2023年にKDハポンでお聴きした『Litlle Spring』や『Ring Around the Roise』、2020年に神戸BIG APPLEでお聴きした『Apple Tree』など、耳馴染みのある曲が並び、そのときのライブの様子も思い浮かんできた。

『雨を降らせる魔法~Rain Spell~』では、子供の運動会とライブの仕事が重なり雨が降って運動会が延期になればという則武さんのエピソードのように、色とりどりの傘がくるくる回っているような雨の情景が楽し気で、いい天気=晴れではなく、雨は天からの恵みだと思わせてくれる。

『Autumn』では春の訪れを感じる『Litlle Spring』に呼応するように、深く澄み渡った空にたゆたゆと流れる秋の風の心地よさを感じた。

 

 

SATIN DOLL は初めて伺ったが、ジャズの街岡崎らしい雰囲気のあるお店で、真理さんと親しく話されていた地元のお客さんは何方も耳が肥えていそう。

 

 

翌日、ジャズ茶房靑猫でCDを掛けていただくと、土屋さんのボイスに包まれている感が自宅で聴くのと段違いで、繭の中にいるようなひととき。

 

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『Autumn』を聴きながら「おもしろい組み合わせで、ジュリアン・レイジを思わせるギターですね」と、マスター。

おそらくこの編成のカルテットはTayutouしかない唯一無二の世界観。

世界最高峰とも言われるギタリストの名前を引き合いに出すくらいに耳のいいマスターをも唸らせる福冨さんは私のイチオシのギタリストで、ゲイリー・バートンの技を継ぐ真理さんの華麗な4本マレットに、ニシムラマホさんデザインのジャケットも含めて、8年間の思いが詰まった最高のアルバムである。

 

 

ゲイリー・バートン『Generations』を掛けていただき聴き比べ。

ゲイリーとジュリアンにもうっとり。

ライブの翌々日の6月1日は真理さんの誕生日で、つかみのMCでは「20年前は中学生だった」と繰り返していたがFacebookにはリアルな年齢を書かれていた。

ジャズの世界ではまだ中学生くらいです。