2020.8.29 100BAN HALL 北川とわ (pf) 岡田治郎 (b) 岩瀬立飛 (ds)
7/9のスターアイズでのライブのあまりの凄さにおかわり宣言をしたが、インドカレーをおかわりしたはずなのにタイカレーが出てきたくらい内容が一新され衝撃的だった。
しかも、このトリオにしか調合できない秘伝のスパイスは更にパンチを増していた。
スターアイズで「ここからメインの演奏に入ります」と、メインディッシュだった組曲『Forest in the dark』を早々に 1st で披露して、2ndはどうするのだろう?と思っていたら、新曲のオンパレード。
アルバムリリースライブなのに、リリース後にできた曲がメインとは、どないやねん。(大阪弁か?)
と思った方はいなかったはずだ。
圧倒されるほど濃密でバリエーション豊かな演奏であったし、とわさん達もニューアルバムを超える世界観に仕上がったという自信があったからこそのプログラムだったのだろう。
とわさんから頂いたセットリスト。
1st
Into the silent echoes
Mitical Moon *
Prologue I
Prologue I I
maze
bird cries
River flow
komorebi
Forest of despair
2nd
Ground *
Into the Sun *
Earth Prayer *
Choral sea *
Universe
ec On the way home
* があるのが新曲。
もとい、ニューアルバムからの曲も新曲だから、最新曲。
月、大地、太陽、地球の営み、海。
自然と人間のかかわり合いの中で根源的なものがモチーフになっている。
自然からすれば3拍子や4拍子の方が不自然。
風に揺れる木々や波の重なり。
自然は変拍子に満ちている。
自然を感じる拍子から洪水のように溢れ出るエモーション。
『On the way home』はアンコールの定番になるのかな。
アンコールでのとわさんがメッチャ小さくなっているのではなく、小学2年生のスーパーピアニスト。
実はライブ中、2階席から変拍子にノリノリの姿を見て、第2の北川とわか?と、気になっていた女の子。
写真の掲載はとわさん経由でご家族からOKをいただいた。
XLのブカブカのツアーTシャツを着て、大人まさりの弾きっぷりに会場中メロメロ。
とわさんと交代するときも一礼して礼儀正しい。
「10年後に治郎さんとのライブを楽しみにしてるね」と話しかけると「そんなに掛からないよ」と笑顔の治郎さん。
確かに。
また楽しみがひとつできた。
「こじつけ紅茶メニュー」ということで、ライブに因んだメニューを提供していただいた。
その中からスモーキーなジャケットに掛けたアイススモークドティー(燻製紅茶)とチーズタルトをいただいた。
スモーキーな紅茶と濃厚なチーズタルトの相性も良く美味しかったが、それにはライブを盛り上げようという気持ちも隠し味として入っていた。
コロナ禍の厳しい状況の中、開催にご尽力いただいたメンバーのみなさん。
主催者の安田さんをはじめ、調律師、音響、カメラマン、カフェの面々。
スタインウエイはホールコンサートのように響きが煌めいていた。
写真の出来上がりも楽しみ。
何処かで拝見できるのかな?
patisserie23と紅茶喫茶2cupsは大阪に行く機会に寄りたい。
そしてコロナ禍の厳しい状況の中で決行していただいた安田さん、ご心労だったと思います。
お疲れさまでした。
みなさん、ありがとうございました!
会場に行く前に三ノ宮をうろついていると、たまたま、とあるビルの2階で「茶房Voice」を見つけた。
兵庫発のジャズ雑誌「VOYAGE」でお店の名前を知っていたのだ。
時間がなかったので、ライブ後に寄ることにして会場に向かった。
ライブ終了後、Voiceに向かおうと思っていると「THE WIZ」のTシャツを着ている私を見て「僕もWIZさんに行きますよ」と話しかけて来られる方が。
「VOYAGE」の編集長の小島さんだった。
名前だけはご承知していたが初対面。
と言っても、たぶん、今まで何度も同じライブ会場に居てお姿は見ていたと思う。
この日もたまたまWIZのTシャツを着ていたのでご挨拶できたが、そうでなければできていなかったはずだ。
そして、茶房Voice で、ブルーマウンテンNo1を注文。
王様の味を楽しんでいると、たまたま「ブルーモンク」が流れてきた。
とても良いひととき。
もしかしたら、たまたまではなかったりして。
おかわりライブで神戸を訪れたが、食事も以前に寄ったことのあるお店をおかわり訪問。
お昼は今年一発目のライブで寄った「かすうどん」。
自販機で食券を購入するシステムだが、初訪問ではそれを知らずにお店の方に注文してしまったが、今回も同じことをしてしまった。
うどんとたこ焼きを一緒に食べられるお店は名古屋では知らないし、味も雰囲気も好きだなぁ。
夜は前回の 100BAN HALL でのライブの際にも寄った「クスム」。
安ヵ川社長のトリオからお店のことを伺ってから、もう5年半も経つのか。
近くにもインド料理のお店はあるが、ここは看板にあるようにインドの家庭にお邪魔したという感じ。
ご家族で経営されており、小学生くらいのお子さんが自宅のリビングのようにくつろいでいて、家族団らんの様子も拝見しながらいただいた。
私の反対の壁側の席でずっとスマホを触っていたのは親戚のおばさんか?
お母さんは中々の美人だが、配膳してくれるのはおばあちゃん。
無言で食事をトンと置くだけで愛想の欠片もない。
おそらくインドではこれが普通なのだろう。
味は日本人への忖度はまったくなし。
なので好き嫌いは分かれると思うが、私は空間も含めて堪らなく好きだ。
ちょうど忖度政権の総理が辞任を発表したが、次の総理大臣には忖度なしで、これまで棚上げされてきた疑惑をすべて再調査して、真実を白日の下に晒していただける方を望む。
プラス200円でチャパティとライスが食べ放題になるが、もうお腹はパンパン。
こちらのおかわりは無理だった。