necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

自粛と再開のあいだ

 

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人間は強くもあるが、時として弱い生き物でもある。

働く場が無くなったり、心無い言葉であったり、命を奪うのに刃物はいらない。

そんな真っ暗闇の中で必要なのは希望の灯り

 

6月1日より金山ミスターケニーズでライブが再開される。

その前に始められたテイクアウトで、ローストビーフ丼とサラダのセットに自家製ジンジャーエール、真結さんお手製の自家製ジンジャーキャラメルを近くの公園でいただいた。

絶品ローストビーフはやわらかジューシーで、たれのしみたごはんもうめ~。

久しぶりの美穂さんと真結さんはお元気そうで、ライブに向けて客席の配置や入場者数の制限など検討中とのことで、少し灯りが見えてきた様子。

真結さんは ZIP FM「Rush out night」でも元気な声はお聞きしていて、その番組でも流れていた『turntable』。

 

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希望の灯りを回転させる真結さんのキーボードに「暗闇を今抜け出していこう」と歌う望世さん。

ペンギンラッシュもいくつかライブが中止や延期になってしまったが、暗闇の先にある灯りは9月2日にリリースされる3rd アルバム。

その頃にはリリースライブができる状況になっていることを望む。

 

午後は15:00に担当の伏見さんとお約束していた河合楽器名古屋へ。

来年の1月にコンサートサロン「ブーレ」をお借りする予定だったが、取り敢えずやめることにした。

 

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年内は定員99人のところ最大でも40席に減らしての運用をされるそうで、コロナ禍が落ち着かなければその40人に来ていただくのも難しいだろうし、安心してお越しいただきたいので、もう少し状況を見てから判断したい。

 

映画館も徐々に営業を再開され、ケニーズでのランチと河合楽器へ行く間に何か観られないかと調べたところ、ミリオン座で上映されている『もみの家』が12:50~14:40とドンピシャ。

ミリオン2は47席 (+車椅子席1席) のところ、15席に減らしていて、客入りは10人ほどだった。

 

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まったくノーチェックの作品だったが、鑑賞できて良かった。

作品の良し悪しはそれぞれの判断だが、このご時世に観ておくべき作品。

引きこもりの東京の女子高生が富山の自立支援施設での生活により成長するという大枠はありがちな話だが、描き方が秀逸。

ドラマチックな出来事や派手な演出はなく、田舎での淡々とした生活の中で当たり前に淡い恋心を持ち、自分達で作った米をほお張り、祭りがあり、人は死に人は生まれる。

観たことはないが某恋愛リアリティ番組よりよっぽどリアルな日常。

その中でどう感じるかはどうかかわっているのかに因る。

自殺したと言われる彼女がもし観ていたらと思う。

佐々木すみ江さんのご冥福をお祈りいたします。

ミリオン座での公開は5月30日までなので、見逃した場合はDVDでも。

 

mominoie.jp

 

どこも自粛と再開のあいだで、本格的な営業再開はもう少し先になりそうだ。

 

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『もみの家』のエンディング曲、羊毛とおはな『明日は、』。

コロナ禍の中で灯りをともす1曲。

ボーカルの千葉はなさんは2015年に永眠されている。

塞がった傷口はまるでなかった事のよう 明日は笑ってられますように