2021.2.11 STAR☆EYES 渡辺翔太トリオ 渡辺翔太(pf) 若井俊也(b) 石若駿(ds)
スターアイズでの渡辺翔太トリオは、客席から「イエーイ」と歓声が飛び交い、ロックスターさながら。
しかしコロナ禍では歓声もサイレント。
「今日は写真をバンバン撮ってSNS上でイエーイをやってください」と、翔太さん。
なので、普段は演奏中の写真は撮らない私も、
イエーイ!
スターアイズで全員がトライアングルの中心を向いているのはめずらしく、この位置からだと天井からぶら下がっているシンバルを叩くことができる。
それを叩いたとき、スターアイズのママさんの笑い声も鳴り響いていた。
ベースとドラムスのことをリズム隊と言ったりするが、このトリオに関しては適切な言い方ではない。
常にリズムを維持していることから解放され、複雑で多彩なリズムをソリスティックなアプローチで表現していて、テクニカルな翔太さんのピアノと三位一体のそれぞれが主役であるゲッターロボトリオ。
それに更に磨きがかかった新曲も何曲か披露された中、何故か20歳のときに作ったという曲も演奏され、会場からの受けは良かったが、その曲に限って言えば最近購入した18歳のピアニストの方が上のような気がする。
梅井美咲トリオの『humoresque』。
ドライブ感があって、繊細で、本当に18歳の大学生?というよりも、年齢関係なしにすこぶる良い。
全8曲、彼女のオリジナルが並ぶ中、この日1stのラストを飾った渡辺翔太トリオの『North bird』が収録されていて、このトリオへのリスペクトが伝わってくる。
以前に主催させていただいた『なごやじまんライブ』での『North bird』。
平手裕紀さんとのDUOでどうぞ。
そして、以前ブログでご紹介した名古屋の一押し大学生ピアニスト伊藤天音さんが私と同じテーブルで聴かれていて、ライブ終了後じっくり翔太さんと話されていた。
天音さんも翔太さんをリスペクトされているのがわかるし、それは音楽的なことはもちろん人柄の良さも大きいと思う。
コロナ禍で初のトリオでのリーダーライブが流れてしまい残念でしたが、天音さん期待してますよ。
翔太さん越しに電話をしている俊也さんを撮ろうとしたら、わざわざ電話を中断してポーズをとっていただいた。
駿さんは少年にドラムのプチレッスン。
やはり人柄の良さは音に出る。