necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

牧山純子 Birthday Live Tour 2021

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2021.12.6 STAR☆EYES 牧山純子(Vln)  原田達也(pf)  中林成爾(Vc)

 

それぞれが音楽大学でクラシックを学ばれた同級生トリオによるジャズとクラシックのハイブリッド。

同じ曲でも編成やメンバーによってまったく違って聴こえるのがジャズの魅力のひとつだが、メンバーの間柄も音に影響を及ぼす。

まったく初めましてのメンバーによるライブでは、緊張感のあるライブになる傾向があるだろうし、手探りの部分が聴き取れたらそれも面白いと思う。

そういう意味では、気心知れたクラシカルトリオは、リラックスしてゆったりと楽しめるライブであり、お互いを知り尽くしているからこその高度なやり取りを楽しめるライブでもある。

 

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1st ステージは世界三大作曲家 (バッハ、モーツァルトベートーヴェン) の曲を中心にクラシックを様々なアレンジで。

2nd ステージはニュープロジェクト『アレグリア』や『ルチア~スロベニア組曲』などから。

スロヴェニア組曲』はいつもは『風』のみだったりするが、『大地』『水』『空』『風』のバースデースペシャルでの豪華フルコース。

ジャズとロックとのハイブリッド『アレグリア』をクラシカルトリオで調理した創作料理も新鮮で魅力的だった。

異なる文化が交わることによって発展するように、ジャズの最前線もハイブリッドによって優れた音が創造されている。

次回は、ボンジョビの『Livin'On A Prayer』を中林さんのボーカル付きでぶっ飛んでほしい。

 

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11月5日にもクラシカルトリオのコンサートに足を運んでいて、会場は美Sailent motoyama の黄金ホール。

90席のキャパにスタインウェイB211を備えた本格的なホールだった。

 

www.youtube.com

 

知らない世代の方のために貼っておきます。

 

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防音性に優れた楽器の弾けるマンションの中にあるホールということで以前から気になっていたが、音響も椅子の座り心地も良く、素晴らしかった。

クラシックに限らず使用できるそうなので、耽美系のジャズなどには持って来いだと思う。

 

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クラシカルトリオを生音で堪能できるホールコンサートはやはり格別だし、プログラムもホール仕様だったように思う。

牧山さんのドレスも上品なピースサインもホール仕様。