2023.8.17 『北京本店』 北京飯ライド。
ドラゴン服部シェフとの久々の自転車部は、名古屋市鶴舞公園から安城市の北京本店まで、往復57.60km。
その前に瀬戸万博記念公園から20.90km (自宅から約26km) 漕いできたので、鶴舞公園に着いた時には既にヘロヘロ。
この日のメンバーはドラゴンシェフの他に STAR☆EYES の学生バイト、歯科医師の卵でギタリストの宇野くん。
「ママチャリですみません」と、宇野くん。
ロードバイク乗りで機材マウントを取る輩が居るが、大切なのは機材ではない。
自転車のエンジンは人間の足で、心肺機能が排気量となり、遊び心は潤滑油。
楽しむ気持ちさえあれば十分。
高校時代は片道10kmの自転車通学、数年前までテニスをしていたという脚力は強靭で、走り出すとポテンシャルの高さにビックリ。
さすがに上り坂は辛いだろうと振り返るとピタリと後ろについて来て、電動自転車だった?と思うほど。
行列必至の人気店なので、11時の開店時間に間に合うようにと休憩時間なしのノンストップで走っていると、茹だるような暑さと強い日差しが容赦なく体力を奪い、首筋にボトルの水 (と言うよりお湯) を掛けても掛けても直ぐに乾いてしまい、脳味噌は沸騰状態。
それでも漕ぐ足を止めず、開店10分前になんとか到着。
自転車部ができる前には、三勝屋のパーコー定食や人生餃子の皿台湾など、B級グルメドライブをしており、北京本店もその頃からリクエストを受けていて、ドラゴンにとっては5年来の念願なので、私と宇野くんがダウンしている間にドラゴンは休む間もなく店内へ。
おかげでギリギリ待たずに席に着くことができた。
日替わりのZランチ (私)、つけ麵セットに単品餃子 (宇野くん)、安城セット (ドラゴン) で、北京飯は必須。
この日のZランチは白醤油の冷やしラーメンで、杏仁豆腐とアイスコーヒーがついているのもうれしい。
北京飯はサックと揚げた豚のから揚げとふわとろ卵との相性が抜群で、思っていたより甘めの味付けは老若男女を問わず嫌いな人はいないだろう間違いなしの美味しさ。
おひとり様では入り難そうな店構えだがカウンター席もあったので、刈谷日劇へ行った際にでもまた寄りたいと思う。
ごちそうさまでした。
ふたりとも帰ってから勤務があるということで、帰りもコンビニで少し休憩をしただけでほぼノンストップ。
豊川インターでバイパスを降りるとしばらく待ってもドラゴンが来ない。
大丈夫か?と心配していると、何処からか呼ぶ声がして辺りを見回すも姿はない。
空耳か?と思っていると「高架の上に顔だけ見える」と宇野くん。
ドラゴン危機一髪だったが、通り過ぎずに良く見つけてくれた。
音楽居酒屋なんやの三角路で、ドラゴンは左へ私と宇野くんは右へと別れ宇野くんのアパートがある覚王山へ向かった。
予定していた15時は少し過ぎてしまったが、無事到着。
ママチャリでの快走を見せてくれた宇野くん、お疲れさまでした。
私だったら到底無理。
この日の STAR☆EYES は聴きたいと思っていた『ほっとけないと』だったので、「あとでお店に伺います」と別れた。
開店時間までは川名のコーヒーショップジャンボで台湾式かき氷 (マンゴー) で涼みながら過ごした。
私のシロップのかけ方も下手で「インスタ映えはしません」というというのもその通りだが、かき氷の1000円超えは当たり前の中で570円なのはありがたいし、ふわふわの食感に口溶けの良さはサイコー。
昨年の紅葉シーズンに香嵐渓の奥にある鶏料理の花の木までライドしたジャスくんも居て宇野くんとのツーショット。
この二人以外にも STAR☆EYES はさわやかなイケメン揃いである。
『ほっとけないと』 STAR☆EYES
宮坂俊行 (vo) 成瀬明 (gt) 後藤浩二 (pf)
宮坂さんと成瀬さんのDUO『キメナイト』はお聴きしたことはあるが、後藤さんが加わっての『ほっとけないと』は初めて。
巨匠が魅力ある若手を「ほっとけない」と言ったかは定かではない。
『キメナイト』では洋楽ポップスのカヴァーが中心だが、巨匠が加わったこの夜はジャズのスタンダードが多めで、それぞれとのDUOもあり、ため息が出るほどの凛としたボーカルに聴き入った。
久しぶりにお見受けした宮坂さんは一段と精悍さが増していて「体を鍛えてみえる?」とお聞きするとボクシングを始めたとのことだった。
ボクシングが歌声に影響することはないそうだが、心肺機能を高めることにより声量やライブを歌いきる力は向上するだろうし、佇まいにも影響してくる。
その小さな変化はすぐに気付くことはないかも知れないが、積み重ねることによって大きな変化となる。
腕まくりをして見せてくれたくっきりと浮き出た筋肉は、上腕二頭筋はもちろん、上腕三頭筋も発達しており、本格的なトレーニングをしている様子が伺えた。
アンコールでは予定を変更しておろしたてのスティングのTシャツを着ての『Shape of my heart』。
身体だけでなく、ハートも鍛え上げているのだろう。
ボーカリストはハートの形も大切である。
ライブ終了後も余韻を楽しみたいところだが、20kmほど漕いで帰らないといけないためゆっくりとはしておられず、メンバー写真も休憩時間に撮らせていただいた。
ご挨拶もせずこっそり扉に向かうと成瀬さんがわざわざ追って来て「今日は来ていただきありがとうございました」とお声掛けいただいた。
ギタリストはハートと髪の形が大切である。